2018年1月 7日 (日)

ジャコメッティ 最後の肖像

■映画「ジャコメッティ 最後の肖像」 日比谷 TOHOシネマズシャンテ

2018年最初に見た作品。公開翌日の土曜…ということで、大々的に宣伝してるわけではない映画だけど、けっこうお客さん入ってたね。

ストーリーはこんな感じ。
「1964年のパリ。アメリカ人作家のジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)は、著名な芸術家ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)から肖像画のモデルを依頼される。快諾するロードだったが、すぐに終わるはずだった絵の制作は、ジャコメッティの苦悩により終わりが見えなくなる。その過程でロードは、ジャコメッティの意外な素顔を垣間見ることになる…。」(シネマトゥデイ)

実際にあった話の映画化。つまりこれも実話ものということになるだろう。芸術家の晩年を描いた実話もの映画というと『ルノワール 陽だまりの裸婦』(2013)を思い出すが、本作も有名芸術家の作品がどのようにして生み出されていたのか、その過程がけっこうリアルに描かれていて興味深い。

物語は、語り手であるロードがジャコメッティのモデルを引き受けるところから始まる。ロードはアメリカ人で帰国を2日後に控えている。しかし、1~2日あれば終わる…と言っていた肖像画制作はなかなか終わらず、ロードは何度も帰国便の予約変更を余儀なくされる。それでも、彼がジャコメッティのもとを去らなかったのは、カンバスをはさんで対峙するジャコメッティとの芸術問答や、その暮らしぶり、周辺の人間関係の観察…などがおもしろかったからだろう。最終的にロードは18日間もモデルを続けることになる。帰国後、彼はその体験を本に書き、ジャコメッティはこの出来事の2年後に亡くなった。結果としてロードの肖像画は、ジャコメッティが手がけた「最後の肖像画」となる。映画の原題はシンプルに『FINAL PORTRAIT』だ。

本作に描かれるジャコメッティの行動はとにかく「芸術家らしい」。制作に対するすさまじいこだわり。彼はすでに高く評価され、芸術家としてのポジションも確立した後だというのに、たった一枚の絵に悪戦苦闘し、「くそっ」「これじゃない」と何度も自分に絶望しながら、ひたすらやり直しを続ける。そして、その作品は「決して完成することはない」と独自の芸術論を語るのである。

少しでも「何かを作る、生み出す」仕事を経験したことがある人なら、この創作者としての「生みの苦しみ」は非常によくわかると同時に、そこまで徹底的に「こだわれる」ことにも感心するに違いない。たいていは、いつしか「まあ80点ならいいだろう」くらいな感じで自分なりの完成ラインをつくり、効率を優先させていくものなのだ。やはりこのあたりは、本物の芸術家と凡人の違い…なのだろうと思わざるをえない。

キャラクターも強烈。モデルのロードが帰国のスケジュールが迫っていることを伝えても、まったく意に介さない。「そうなの? じゃあ、続きはまた明日」。翌日アトリエに行くと、「とりあえず散歩に行こう」「何か食べに行こう」と超マイペース。売れっ子だから画商からは大金が入ってくるが、狭いアトリエ暮らしでお金には何の興味もなさそうだ。行きつけのカフェでの食事風景もある意味でオタクそのもの。その一方で恋愛大国フランスらしく、奥さんがいるのになじみの若い娼婦を自宅に出入りさせ、彼女の姿が少しでも見えなくなると落ち込んでイライラしたり…。ひどいオッサンなのは間違いないが、どこか可愛げもあって憎めないのである。

映画を見終わった後、本物のジャコメッティの写真を見て、演じたジェフリー・ラッシュが姿かたちまでそっくりであったことに驚かされた。奥さんや弟など実在した人物も実際にかなり近づけているようだ。ロードが観察し記録した細かいエピソードとともに、映像面でも「実話もの」の名に恥じない、リアルなジャコメッティを感じられる作品だといえるだろう。

ただ、短期間のつもりでモデルになったら思った以上に長引いた…というストーリーの流れもそうだし、芸術家らしい作品へのこだわりや恋愛面での自由奔放さなど、ある程度予想していたらその通りだったという意味で、意外性はあまりなかったのも確かなところ。唯一、娼婦のカロリーヌとのエピソードには吹っ切れた感があり、フランス・ギャルの曲を使った演出面も含めていいアクセントになっていたと思う。ここをもう少しだけ膨らませてもおもしろかったかも…?

(このアトリエの様子も残された写真をもとに忠実に再現しているそう)
Jaco

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2017年12月25日 (月)

ハナエ @渋谷THE GAME

■本館に追加したライブレポート

12/24 ハナエ 渋谷 THE GAME(ワンマン)

「Hanae Chiristmas Live ~2017年のクリスマスイブは当然ハナエに捧げます~」。クラウドファンディング形式で参加者を募ったライブ。同じくクラウドファンディングで集めた資金で制作されたミニアルバム「Red Lips, Red Kiss」のレコ発ワンマンも兼ねた内容だったね。個人的には4年連続のクリスマスイブのライブのうち3回に参加。毎年クリぼっちを忘れさせてくれるありがたいイベントなのです。来年もあったら行きたい!(気が早すぎ…)

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年12月20日 (水)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

■映画「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」 新宿 TOHOシネマズ

ディズニー移籍後、年末の恒例行事みたいになってきた「スターウォーズ」シリーズ。これまでは2年続けて公開初日に見たのだけど、今回はスケジュールの関係などもあって2週目に。

ストーリーはこんな感じ。
「惑星オクトーの孤島で隠遁生活を送っていた伝説のジェダイ・マスター、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)を探し出したレイ(デイジー・リドリー)。ルークのものだったライトセーバーを差し出すが、彼はレイの目の前でそれを捨ててしまう。ルークはレイをジェダイにする気がないが、レイは諦めずにルークの後について行く。やがて、R2-D2に説得されたルークは、翌日からレイの修行を開始するが…。」(Wikipediaより)

公開からやや遅れて見たので批評もいくつか目に入ってきた。どうやら海外でも日本でも賛否両論、真っ二つのようだ。先入観は持たない方がいいのだろうが、どうしても気になってしまうので、「賛」と「否」の代表的なものだけざっと頭に入れて見に行った。

見終わって、一晩寝た後の感想をまとめると、「見てる間はそれなりにおもしろかったけど、後で振り返ってみるとツッコミどころも多いかな」…という感じだろうか。

特にライムスター宇多丸氏が「ムービーウォッチメン」で指摘していた、脚本の粗さやルークへのリスペクトが感じられないキャラ変…などはたしかにその通りという気がしたね。特に、ルークのキャラ変については、エピソード6と7の間をつなぐ作品をつくって、何があったのかきっちり解き明かしてくれないと、この後ずっともやもやが残りそうだ。

ただ、一般的に評価が高くないプリークエル(エピソード1~3)も個人的にはけっこう好きだったりする。しかも、公開直後からではなく、後からDVDなどで何度も見ているうちに好きになっていった感じだ。それと同様に、本作についてももう少し時間がたったらどう感じるようになるだろうか…とも思う。10年くらい経ったら、案外「これはこれでおもしろい」と言ってたりするかも…。

さて、「ツッコミ」とは少し違うが、自分としてより気になったのは、スターウォーズの本質といっていい「冒険物語のワクワク感」がやや薄めだったこと。本作でいちばん「冒険っぽい」部分を担っているのはフィンとローズのコンビなのだが、どうもこのパートに高揚感が少ない。ローズ役のケリー・マリー・トランが「ほっしゃん」に見えてしまうせいばかりではあるまい。フィンにも主役級の魅力がまだないからではないか。

スターウォーズ過去作では、1~3はオビ=ワンとアナキン、4~6はルークとハン・ソロ…と主役はほぼ2人だったので、物語はせいぜい2つのストーリーが同時進行するだけですんでいた。ところが、本作ではレイ、ポー、フィンの3人がそれぞれ違う場所にいて話が進んでいく時間がけっこう長い。しかも、レイはジェダイ見習い中、ポー、フィンは一般人。主役級のキャラといえる魅力があるのは、まだレイだけといっていいのに、そうでない残りの二人に全体の3分の2の物語をまかせているのだから、インパクトが薄くなるのは当然といってもいいかもしれない。

影が薄いといえば、チューバッカ、C-3PO、R2-D2など旧作でいい味を出していた脇キャラもほんとに「出てただけ」状態で、完全に役不足。そのへんがまったく出なかった「ローグ・ワン」でもあれだけおもしろくできたのだから、活躍させないならあえて出さなくてもいいのでは…とも思ったり。次作エピソード9は新々三部作のひとまずの完結編。果たしてどう展開していくのだろうか。

(レイがすごいフォースの持ち主ということはわかったがまだ謎も多い…)
Lastj

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2017年12月17日 (日)

本館にCDレビュー追加(12/17)

■追加したCDレビュー

印象派 「印象派は君に問いかける」
ルルルルズ 「ルルルルズ」
IsTaR 「DISCOFUNK」
GLIM SPANKY 「BIZARRE CARNIVAL」
Bolbbalgan4 「Red Diary Page.1」

大体9月~10月にリリースされた作品のレビュー。偶然だけど全組バンド、ユニット、グループの新作。充実盤ぞろいで甲乙つけがたかったね。音源レビューは国内組でルルルルズとIsTaR(アイスター)がお初。でもどっちもライブは見たことがあり感想も書いている。海外組のBolbbalgan4(ポルパルガンサチュンギ)はまったくの新規。久しぶりに聴いたアーチストもあったりして楽しいレビューだったね。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年12月16日 (土)

脇田もなり @六本木VARIT

■本館に追加したライブレポート

12/15 脇田もなり 六本木 VARIT(ワンマン)

11月リリースのシングル「WINGSCAPE」のレコ発ワンマン「"WINGSCAPE" Release Party!! @Tokyo」。会場のVARITはそう広くないということもあり、見通しさえよければステージを間近に感じられるライブハウスという印象。現時点でのオリジナル全曲披露してくれて、聴き応えあったね~。終演後はギロッポンでシースー決めさせていただいた。楽しい一夜に!

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2017年12月13日 (水)

平賀さち枝 @渋谷WWW(12/11)

■本館に追加したライブレポート

12/11 平賀さち枝 渋谷 WWW(ワンマン)

「まっしろな気持ちで会いに行くツアー」東京編。9月リリースの2ndアルバムレコ発ワンマン。椅子席のすぐ後ろといういい位置で見ることができた。WWWのステージはわりと高めなので、椅子に座ってしまうと見上げる感じになって見づらいのでは…と思って「立ち最前」へ。狙いがばっちり当たったね。もちろんライブもとても良かったよ。

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2017年12月11日 (月)

APRIL @品川インターシティホール(12/9)

■本館に追加したライブレポート

12/9 APRIL 品川 インターシティホール(ワンマン)

「APRIL 2nd LIVE CONCERT IN JAPAN 2017 "DREAM LAND" ~Take My Hand~」。前年に引き続き2度目の来日ワンマン。昼・夜のダブルヘッダーで見てきたよ。おそらく半分くらいの人が続けて見てたのではないだろうか。それにしてもフルコンサートはいいね~。3月にも同じ会場でファンミーティングがあったのだけど、やっぱり満足度が全然違う。ぜひ来年以降もお願いしたいもの!

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2017年12月 8日 (金)

探偵はBARにいる3

■映画「探偵はBARにいる3」 新宿 TOHOシネマズ

このシリーズは前々作、前作と続けて見ているので、今回もその流れで公開2週目に。

ストーリーはこんな感じ。
「助手の高田(松田龍平)が探偵(大泉洋)に、行方不明になった大学生・麗子(前田敦子)の捜索話を持ってくる。調査を進めていくうち、彼らはモデル事務所の美人オーナー・岬マリ(北川景子)にたどり着く。探偵と高田はミステリアスなマリに振り回されるうち、やがて大きな事件に巻き込まれ…。」(シネマトゥデイ)

シリーズ三作目。一作目から二作目が約1年半のインターバルなのに対して、二作目から本作まではなぜか3年半も空いている。どんな事情があったのかはわからないが、見はじめるとすぐに、あのススキノの探偵たちの世界に引き込まれてしまった。三作目にして、すでに「おなじみの…」と言いたくなる安心感、そして間隔がやや空いたことをまったく感じさせない安定感があったね。

全体的には、過去二作と比較してもかなりバランスのいい仕上がりになっていたのではないだろうか。女子大生失踪事件を調べていくうちに、麻薬密輸に関係する殺人事件が絡んできたり…と、いちおうの派手さはあるのだが、最後の最後に至っても政治や社会問題に発展するような「大きすぎる話」にはならないところがいい。基本はススキノというローカルエリアの人情話にうまく収斂させている。
また、前作(二作目)で若干気になった絵柄だけ派手にしたようなアクションや、探偵コンビの異常な腕っぷしの強さ…といった要素も控えめになっていて、地に足がついた感覚に戻ったのも好印象。シリーズの魅力の原点に立ち戻っているような気がした。

脚本の良さということでいえば、冒頭のつかみ一発という感じのキャバクラでの(バカバカしい)騒動を、その後のストーリーの中でもちゃんと生かしていたりする。しかも、一度ならず二度、三度と。エピソードの有効利用というか、なかなか上手いのである。
終盤、肝心の事件の真相を明らかにする部分は、非常にわかりやすく、まるで噛んで含めるような丁寧な解説をしていて、多少くどいかなという気もしたのだが、これも大衆向けエンターテインメントらしさということなのかもしれない。これなら「最後がよくわからなかった」という人はいないだろう。

その一方で、物語の本筋と直接は関係ないある展開をじっくり種まきした後、エンドロール後の衝撃的なオチにつなげるという、すごい遊び心にも感心させられた。これもこのシリーズらしくてとてもおもしろかったね。少しくらいお腹が空いてても最後まできっちり見ないと損しますぞ~。

シリーズ1作目の感想を読み直してみると、「大泉洋は大泉洋にしか見えない」などと書いている。しかし、三作目ともなるとちゃんと「探偵」に見えてくるから不思議なものだ。無敵の高田よりも強い相手が現れたり、物語の空間はますます奥行きを増している。次作がいつになるかわからないが、また楽しませてほしいね。

(細かいのはさておき大きなツッコミどころはない良いストーリーだったと思う)
Bar

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2017年12月 2日 (土)

GODZILLA 怪獣惑星

■映画「GODZILLA 怪獣惑星」 新宿 TOHOシネマズ

11月中に何かもう1本見たいなということで。「シン・ゴジラ」とは打って変わってのアニメーション版ゴジラ最新作。新たなシリーズものの第一作となっている。

ストーリーはこんな感じ。
「ゴジラを相手に戦ってきた人類は、次第に力を失い地球を脱出。恒星間移民船・アラトラム号でくじら座タウ星eにたどり着いたが、そこは人類の生存には過酷な環境であることが判明する。青年ハルオは移住の道が閉ざされたのを機に、地球に帰還して両親を殺したゴジラを倒そうと決意。長距離亜空間航行で2万年の歳月が流れた地球に戻るが、地上の生態系の頂点にはいまだゴジラが君臨していた…。」(シネマトゥデイ)

東宝制作のれっきとしたゴジラ映画だが、設定のぶっ飛び具合はこれまでのゴジラ・シリーズの中でも群を抜いている。まず、舞台は2万年後(!)。移住先惑星を求めて20年以上も恒星間飛行を続けるうちに、地球ではそれだけの時間が経ってしまったのだ。しかも、宇宙旅行の技術などを教えてくれた異星人(!)とのコラボは対ゴジラの戦いでもそのまま続き、もはや完全に仲間といえる関係になってたりする。

そういう超SF的な展開を冒頭の数分でサクサク説明すると、物語はメインディッシュの人類VSゴジラの戦闘に突入していく。本作のゴジラは熱核兵器(いわゆる原爆、水爆のたぐい)を150発同時に受けても死なない(!)というほとんど不死身な相手。そこをどう倒すのかが本作の見どころとなる。「対怪獣戦闘アクションものSF」としてはテンポもよく一気に見ることができたね。

ただ、シリーズものの第一作ということで(三部作の構想らしい)、物語の最後にドンデン返し的なさらに巨大な謎が提示されて終わる。結局全部見ないとちゃんとした評価はできない感じ。二作目は5月公開予定なので、こうなると行きがかり上、次作も見てしまいそうだ。

というわけで、いちおう続けて見たいとは思ってるのだが、やはり日本アニメならではの独特のクセみたいなのがある映画だなとも感じた。主にはセリフまわりと音楽の使い方だろうか。いわゆる「アニメマナー」で作られているので、そういうのに慣れてる人にはいいのだろうが、普通にSF映画好きくらいの人だと「もうちょっと自然にできんのかね…」とつい思ってしまうというか…。物語や映像はこのままでいいので、「音まわり」だけまったく違うテイストで仕上げたバージョンなんかも見てみたい気がしたね。

(90分もないコンパクトな作品なのでいずれ三部作一挙上映とかやってほしいね)
Godz

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2017年11月27日 (月)

SHE IS SUMMER @新宿タワーレコード(11/26)

■本館に追加したライブレポート

11/26 SHE IS SUMMER 新宿 タワーレコード(インストア)

11/8リリースの1stフルアルバム「WATER」のプロモーションイベント。レコ発ライブがちょうど他と重なってしまい行けてなかったので、せめてインストアでは聴いておきたいな…ということで。イベントスペースいっぱいのお客さんが集まってたけど、アイドルイベントのようにみんな前へ前へと詰めないから、よく見るとステージ寄りにも空間が…。というわけで、まあまあ見やすい位置で見ることができたかな。

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脇田もなり @新宿 HMV record shop(11/25)

■本館に追加したライブレポート

11/25 脇田もなり 新宿 HMV record shop 新宿ALTA(インストア)

11/22リリースのNEWシングル「WINGSCAPE」のプロモーションイベント。発売週に一度は見ておきたいなということで。イベントでは1曲歌うごとにトークを挟むんだけど、いつも曲に関する情報を細かく入れてくれるところがとても良いと思う。お客さんも多かったね。

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2017年11月26日 (日)

火花

■映画「火花」 渋谷 TOHOシネマズ

予告編と新聞の映画評で「良さそうだな」という予感がして公開2日目に。お客さん多いかなと思って入ってみたら、そうでもなかったような…。

ストーリーはこんな感じ。
「徳永(菅田将暉)は、お笑いコンビ『スパークス』としてデビューを果たすものの、いっこうに売れる気配がなかった。ある日、営業に出向いた熱海の花火大会で4歳年上の神谷(桐谷健太)と知り合う。お笑いコンビ『あほんだら』としてステージに立った神谷が見せた型破りな漫才に衝撃を受け、徳永は神谷に弟子入りを願い出た…。」(シネマトゥデイ)

原作はベストセラーとなった又吉直樹の芥川賞受賞作。とはいえ未読なので、どこまでが原作の良さでどこからが映画版の良さなのかはわからない。しかし、約2時間の上映時間の間、ずっと物語に惹きつけられていた。登場人物たちの「青さ」はまさに青春映画そのものだったし、板尾創路監督の演出は意外なくらい正攻法で、画面からはどことなく昔の(1970~80年代頃の)日本映画のような香りが立ち上っているような気がした。見終わった時には、素直に「いい映画を見せてもらった…」という気持ちになった。

「お笑い」の世界を舞台とした作品である。しかし、この映画で描かれている登場人物たちの努力や葛藤、悩み、迷い、怒り…などは、何もお笑いや漫才だけに固有のものではなく、おそらくあらゆる「芸事」、あるいは「表現する事」を経験した人にとっては普遍的と感じられるものなのではないだろうか。ある瞬間に「これは音楽の世界でも同じことだな」と気づいてから、よりいっそう物語の世界が身近になった気がした。漫才コンビをバンド、ネタを楽曲、何を笑いにするかを音楽性…と考えればまったく同じなのである。

「自分がいちばんおもしろいと思う、自分だけの笑いを追求したい」「でも、それでは世間一般に届かないし、テレビにも出られない」、その狭間で葛藤を続けながら「ああ、売れてえなあ」と呻く…。自分らしさにこだわるのも、成功したいという思いも、突き詰めれば「承認欲求」である。「自分が何者かであってほしい」、その身を焦がすような渇望こそが若さではないのだろうか。だから、若者たちはお笑いや音楽や芸術に人生を賭ける。この映画にはそんな青春の夢と痛みがめいっぱい詰まっており、同時に尖っていた彼らが10年の年月を経て、いやおうなしに丸くなっていく様子も描かれている。青春はやがて過ぎ去るが、その残り香はいつまでも消えない。それもまた人生の機微というものなのだろう。

主演の人気俳優二人が最高のハマり具合を見せてくれる。今ノリにノッてる菅田将暉はどこを切り取っても良い。とりわけ、前半小出しにしていた漫才シーンを一気にフルサイズで見せるクライマックスは圧倒的。お笑いで泣かされた! 桐谷健太も神谷という人物の「何考えとんねん」感をばっちり体現してたね。冒頭、熱海のチンピラにへこまされた徳永と入れ替わりにステージに出ていく時の「カタキ取ったるわ」の一言からシビれる。そして、その後10年にわたって二人が交わす言葉の格闘技みたいなボケ、ツッコミのくんずほぐれつ。先輩後輩でありながらライバルでもある関係性がよく表現されていたと思う。脇では徳永の相方役、二丁拳銃の川谷修士が自然でとても良かった。

東京が主な舞台なのだが、その中でも吉祥寺のハモニカ横丁や井の頭公園が重要なロケ地となっている。個人的には比較的知っている場所が多く、ご当地映画として楽しめたところもあったかな。そのへんも含めて映画としての好感度は高かったね。

最後にひとつだけ気になった場面を。ある夜、徳永が工事か何かのアルバイトからアパートに帰ってくると、血だらけの男が東京タワー(?)に突き刺さっているようなイメージが広がる。あそこだけは何なのかよく理解できなかった…。原作にあるのだろうか?

(飲み屋のシーンがけっこうあって、見ていると自分も飲みたくなってくる…)
Hibana

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2017年11月24日 (金)

星野みちる @ヤマハ銀座スタジオ

■本館に追加したライブレポート

11/21 星野みちる 銀座 ヤマハ銀座スタジオ(ワンマン)

「星野みちるの『星降る街角』ツアーファイナル ~スター誕生~」。全曲バンド演奏、衣装も4パターン。セットリストもいい曲ばっかり…ということで、ツアーファイナルらしいスペシャル感もたっぷりの贅沢なコンサートだったね~。アルバムはいつも出るたびに買って聴いてるのに、ステージを見たのが約1年9カ月ぶりとけっこうインターバルを空けてしまったのを思わず反省。本当にいいライブだったわ~。

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2017年11月18日 (土)

本館にCDレビュー追加(11/18)

■追加したCDレビュー

平賀さち枝 「まっしろな気持ちで会いに行くだけ」
APRIL 「Eternity」
GFRIEND 「RAINBOW」
LOOΠΔ / ODD EYE CIRCLE 「Mix&Match」
IU 「FLOWER BOOKMARK 2」

約1カ月ぶりのCDレビュー更新。今回はすべて9月に入手した音源。その内訳は、国内アーチスト1組、海外(韓国)アーチスト4組…という前代未聞の割合になったね~。たまたまとはいえ、最近K-POPをけっこう聴いてる実生活が反映されてるのは間違いないところ。でも、振り返るとほとんどJ-POP中心に聴くようになったのは、今のサイトを始めた2000年代初頭くらいから。それまでは内外それほど区別しないで聴いてたわけで、原点回帰なのかもね。

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2017年11月12日 (日)

Softly @渋谷O-nest

■本館に追加したライブレポート

11/11 Softly 渋谷 O-nest(ワンマン)

「Softly LIVE 2017 ~アリガトウをアナタに アリガトウをワタシに~」。12月一杯での活動休止を発表していた彼女たちの東京での最初で最後のワンマン。チケットはソールドアウトで、MC中にどこから来たかを調べたらけっこう全国のファンが集まってたね~。もちろん地元・北海道からも大勢。有終の美を飾ってくれたんじゃないかな…。

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