2017年7月18日 (火)

カーズ/クロスロード

■映画「カーズ/クロスロード」 渋谷 TOHOシネマズ

ディズニー/ピクサーのアニメーション映画。シリーズものだけど、たぶん1作目をテレビで見たことがあるくらいかな(記憶もあまり…)。予備知識少なめで見た感じ。

ストーリーはこんな感じ。
「目覚ましい活躍を見せてきたスポーツカーのライトニング・マックィーン。しかし、最新型レーサーが次々と台頭してくる中で苦戦を強いられている。いつまでも第一線にいたいという焦りに駆られるマックィーンは、レース中に大事故に遭遇。運にも世間にも見放され、周辺には引退という文字がちらつきはじめるが…。」(シネマトゥデイ )

自動車たちがまるで人間のように暮らす世界を舞台にした物語。その点だけをとれば子供向け作品のようにも思えるが、ディズニー/ピクサーの制作とくれば、絶対に大人でも見ごたえのあるしっかりしたストーリーになっているはず…と思っていたらその通りだったね。

映像ももちろん素晴らしいのだけど、これについてはもうマヒしてきている感じ。最近のCGアニメーションのクオリティーは本当にすごい。実写と見まがうような映像が次々と繰り出される。見ごたえは十分だ。

しかし、本当にうならされるのはやはり脚本と演出の隙のなさだろう。シリーズも3作目。主人公はベテランの域に達し、そろそろ引退がちらつく年代になっている。この設定からしてすでに全然「子供向け」ではない。大人でもむしろ中高年以上がよりぐっとくるような渋い話を真正面からかましてくれる。もちろん、そんな話であっても、若者も子供もばっちり楽しませるぜ!…という自信があるからこそなのである。実際に年齢関係なく満足できるであろうエンターテインメント作品にきっちり仕上げている。さすがとしかいえない。

見終わって感じたのは、この「カーズ」というシリーズ、けっこう「ロッキー」なのではないか…ということだった。まあ、「1」はテレビでざっと見ただけ、「2」は未見の状態なので、あくまでも3作目の本作を見た印象にもとづいての感想なのだけど…。
では、具体的にどのへんが「ロッキー」なのかというと、まずベースとなっているのが「アメリカ流のスポ根」ということだ。強敵を倒すための努力や工夫、モチベーションなどが物語の見どころとなっており、その背後には「師匠から弟子への魂の継承」というテーマが隠されている。もうこの段階でおもしろくないはずがない鉄板の設定である。

シリーズ3作目の本作では、ライバルはハイテクをフル装備した「新世代」となる。実際の能力では主人公はもう完全に追い抜かれているのだが、そんなロートル世代がアナログな特訓によって、「まだ新世代には負けない!」というところを見せようとする…物語はそんな展開で進んでいく。このアナログでハイテクに勝負を挑む…というあたりも娯楽映画の王道。勝てるのか?どうなる?…と展開から目が離せない。

しかし、本作はそれだけでは終わらない。終盤でさらに大きな仕掛けを用意している。「ロッキー」っぽさを感じさせるもう一つのテーマ「魂の継承」が急速に浮かび上がってくる展開だ。こうなると「ロッキー4」あたりと「クリード」を両方いっぺんに見ているようなおもしろさのてんこ盛りとなる。そして、主人公の魂を受け継ぐのが女性だという点は、最近のディズニー映画のトレンドと完全に一致するものといえるだろう。

本作の世界観でもう一つ興味深いのは、背景が「アメリカの田舎」ということでもある。日本人にとってアメリカらしい風景というと、どうしてもニューヨークやLAなど大都会をイメージしてしまいがち。しかし、そういう大都会はどちらかといえば「アメリカっぽくないところ」だともよく指摘される。本作は、景色だけでなく文化的なものも含めて、アメリカの田舎の感覚が非常によく打ち出されているのではないだろうか。プロレス的な草レースのエピソードなどがその真骨頂だろう。そんなところも含め多面的に楽しめる映画でもあると思った。

(見たのは日本語吹き替え版。ヒロイン役の松岡茉優さん、本当に芸達者!)
Cars

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2017年7月16日 (日)

櫛引彩香 @王子 北とぴあドームホール

■本館に追加したライブレポート

7/15 櫛引彩香 王子 北とぴあドームホール(ワンマン)

2002年の2ndアルバム「essential」のリリース15周年に開催された「『essential』全曲再現ライブ」。アルバムにも参加してる豪華ミュージシャンによるバンドサウンドが素晴らしかったね~。会場はもともとプラネタリウムだったユニークな施設。半球形の天井の広々とした空間が新鮮だった。まだ座席の配置などにプラネタリウム時代の名残があるものの、そこを改装して、さらに照明などを強化したら、けっこういいライブ会場になるのでは?

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年7月13日 (木)

ボンジュール、アン

■映画「ボンジュール、アン」 日比谷 TOHOシネマズ シャンテ

気軽に見られそうな映画ないかな…と探していたらこの作品が目についた。ネットで予告編をさっと見たくらいの予備知識で…。

ストーリーはこんな感じ。
「仕事漬けの映画プロデューサー・マイケル(アレック・ボールドウィン)の妻、アン(ダイアン・レイン)は、ひょんなことから夫の仕事仲間・ジャック(アルノー・ヴィアール)の車に同乗してカンヌからパリに向かうことになる。単なる移動のはずのドライブは、予想に反して、おいしい食事や南フランスの美しい景色を楽しむ充実したひと時となる…。」(シネマトゥデイ)

コッポラ家といえば有名な映画一家。本作の監督エレノア・コッポラは、巨匠フランシス・フォード・コッポラの妻ということになる。1936年生まれだから今年81歳。本作で長編監督デビューしたのが80歳の時だからすごいエネルギーだ。主人公アンの「映画プロデューサーの妻」という設定は多分に自分を投影したものだろうか。

そんな本作は、映像で綴った短編小説、またはエッセイ…といった趣き。カンヌからパリまでのわずか2日間のドライブ旅行を題材に、大人の恋愛未満のちょっとしたトキメキが描かれている。一見「オシャレ映画」というつくりながら、肩の力が抜けているというか、さらっとした粋な味わいに仕上げている。大事件は起こらないけど、旅する二人の微妙な関係から目が離せない。気持ちよく見ることができた。映像もとてもきれいで、観光ロードムービーとしても楽しめたね。

物語はアンの視点で語られていく。舞台はフランス、ドライブの相方はフランス人男性。当然、「アメリカ人の考えるフランス人のイメージ」がこの映画を支えているといっていい。それは何かといえば、ずばり「恋愛体質」であり、「人生を謳歌するスタンス」であり、反面「ちょっといい加減」みたいなところだろう。特に、恋愛については、自分もよく「フランス=恋愛大国」という言い方をするのだが、アメリカ人もほぼそう思っているようだ。そうしたフランス人のイメージが実体化したような存在がジャックということになる。

日本人からすると、アメリカ人もフランス人も「西洋人」と一くくりにしがちだけど、そこにはさまざまな差異があるところがおもしろい。また、フランスという国そのものが持つ歴史や文化の奥行きに対するアメリカ人の憧れみたいなものもあるのかもしれない。アンはジャックを通して「異文化」「異国」に接する旅をしたことになる。彼女は大学生の娘がいるくらいだからおそらく年齢は50代。しかも既婚者。そんな落ち着いた大人の女性の心が動かす仕掛けとしてはよく出来ていると思った。

その一方で、その「アメリカ人の考えるフランス人のイメージ」をフランス人自身はどう思うのだろうか。やはり、ステレオタイプだと感じるのだろうか。あるいは、多少誇張はあるけど大体あんなもんだよと受け止めるのか。これもちょっと興味あるね。

視覚的な部分では、要所々々でアンが撮影する写真を「静止画」としてインサートしていく手法がスマートに決まっていた。決して珍しいテクニックではないけど、使い方がこなれている。また、カメラそのものも小道具としてうまく生かされていた。小品ながら印象的な映画。見終わって疲れないところもいい。

(車の故障で川べりの昼食。アンの機転がなかったらどうするつもりだったのか…)
Bon

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2017年7月 9日 (日)

寺嶋由芙 @新宿BLAZE(2017)

■本館に追加したライブレポート

7/8 寺嶋由芙 新宿 BLAZE(ワンマン)

「寺嶋由芙生誕ワンマンライブ ~夏色のゆっふぃー~」。前年に引き続いて誕生日当日のBLAZEでのワンマンライブ。今年はゆっふぃーの好きなゆるキャラを全面フィーチュア。より祝祭性の高い「まつり」「ショー」といったイメージのステージだったね~。浴衣姿の女性のお客さんもちょいちょい目につき、華やかな会場だったんじゃないかな。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年7月 2日 (日)

美女と野獣

■映画「美女と野獣」 渋谷 TOHOシネマズ

大ヒット中のディズニー映画。公開からすでに2カ月以上たっているのに、週末なんかは早々に「残席わずか」になってたり…。見に行った日も平日のわりに、お客さんけっこう入ってたね。

ストーリーはこんな感じ。
「ひとりの美しい王子が、呪いによって醜い野獣の姿に変えられてしまう。魔女が残した一輪のバラの花びらがすべて散る前に、誰かを心から愛し、愛されることができなければ、永遠に人間には戻れない。呪われた城の中で、希望を失いかけていた野獣と城の住人たちの孤独な日々に変化をもたらしたのは、美しい村の娘ベル。聡明で進歩的な考えを持つ彼女は、閉鎖的な村人たちになじめず、傷つくこともあった…。」(公式サイトより)

本作は1991年のディズニー・アニメーション版をもとに実写化したもの。基本的なストーリーや音楽はほぼそのままだ。名作といわれているアニメ版、とりわけアラン・メンケンの素晴らしい音楽を踏襲しているわけだから、よほどのことがないとはずしようがない感じ。実際に見終わっても手堅く仕上がっているなという印象を受けた。

その一方で、新たな何かが付け加えられ、より魅力的に生まれ変わった…とまではいえない気もした。アニメ版の公開からすでに26年。劇場で見た記憶のある世代は、当時10歳だったとしてもすでにアラフォーに近づいている。その意味では、「新作として若い世代に見てもらう」ことが最大の目的だとするならば、これはこれでいいのかもしれない。ただ、アニメ版に新鮮な衝撃を受けた者としては、予想の範囲内だったという意味での食い足りなさはあったかな…。

もちろん細かいところでは現代化の試みもみられる。代表的なのは、アフリカ系のキャラやLGBTのキャラが導入されている点。これについては、近世以前のフランスという舞台設定を考えると、そこまでやる必要あるのかな…という気もした。ただ、代表曲「Beauty and the Beast」自体もコンテンポラリーなR&B音楽の要素をかなり取り入れたナンバーだったりするわけで、音楽がフュージョンしてるんだから配役もフュージョンでごく自然…なのかもね。

もう一点の大きめの違いといえば、ベルの母親がいない理由が明らかになるところだろう。けっこう悲しいエピソードだが、結果的には彼女の長年の疑問を野獣が解消してあげたことになり、ベルと野獣の気持ちが近づく一つのステップとなる。物語の丁寧な運びという意味ではよかったのではないだろうか。

音楽でも新曲が何曲か追加されている。その中で印象に残ったのは野獣のソロナンバー「Evermore」かな。歌い上げるミュージカルらしい曲で聴き応えがあった。

ちなみに、「美女と野獣」はブロードウェイの舞台版も見ている。20年ほど前、ニューヨークに行った時、ちょうどやっていたので当日券で見た。その日のベル役はデビー・ギブソン。80年代にアイドルシンガーだった頃、けっこう好きだったので、実物を見られてうれしかったのを覚えている。…とまあ、けっこう好きな作品なので、必要以上に厳しく見てしまったところもあるかもしれない。全体的にはいいリメイクだと思う。

(実写版の野獣は怖い、醜いというより意外にイケメンだったりして…)
Bab

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2017年6月28日 (水)

本館にCDレビュー追加(6/28)

■追加したCDレビュー

春奈るな 「ステラブリーズ」
JY 「Many Faces -多面性-」
owtn. 「フロイデンベルクの森」
LOOΠΔ 1/3 「Love&Evil」
LOOΠΔ 「Kim Lip」

今回は2017年5月頃に買った音源の感想を。レビュー初登場はJY。元KARAの知英(ジヨン)さん。といっても全曲日本人クリエイターによる日本語詞の楽曲。1960年代から現在にいたる歌謡曲の歴史を俯瞰するようなアルバムでもあり…。そして、惜しくも活動休止したowtn.さんのラストアルバムも充実作だったわ~。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年6月25日 (日)

辻詩音、星村麻衣、杉恵ゆりか、Novaurelia @吉祥寺SHUFFLE

■本館に追加したライブレポート

6/23 辻詩音、星村麻衣、杉恵ゆりか、Novaurelia 吉祥寺 SHUFFLE

3アーチスト+OAによるライブイベント「夢色草」。お目当ては辻詩音さんと星村麻衣さん。じつは4年半前にも同じ会場の同じタイトルのイベントでこの二人の共演を見てました。特に星村さんはその時以来…ということで、かなりインターバル空いてしまったのだけど、いい意味で変わってなくて良かったですね。ステージに近い良い席で見られたのもラッキーだったし。

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2017年6月23日 (金)

吉田類の「今宵、ほろ酔い酒場で」

■映画「吉田類の『今宵、ほろ酔い酒場で』」

BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」、たまに見る。年末年始なんて延々と再放送してるからずーっと見続けたりして…。映画版ができたというので、ふらーっと見てまいりましたよ。

ストーリーはこんな感じ。
「運のない人々が集う居酒屋チャンスに、変装した人気アイドルの山下絵里子(松本妃代)が現れる(『居酒屋チャンス』)。妻子が帰省中の会社員・日暮義男(伊藤淳史)は、一人で飲もうとどつぼ酒場に足を踏み入れる(『どつぼ酒場』)。詐欺の容疑が掛かっている会社社長・森本勝也(吉田類)は、通りすがりの居酒屋に入り…(『ふるさと酒場土佐っ子』)。」(シネマトゥデイ)

お店が舞台のテレビ番組の映画化、しかもオムニバス形式…とくれば、たぶん映画版『深夜食堂』みたいな雰囲気かな…とある程度予想していた。実際、この予想は大体当たっていたと思う。基本は酒場にやってくる人にまつわる人情話の三本立である。

まず最初のエピソードは、仕事にも恋愛にも行き詰っていたアイドルが、見知らぬ居酒屋で元気をもらって帰っていくという話。時間の関係もあってか、本当にそれだけであまり深掘りはない。まあ、冒頭なんで軽いジャブみたいなものだろうか。

二番目のエピソードは、人のいいサラリーマンが不気味な酒場で出会う変わった人々に振り回される話。人情話というより、『世にも不思議な物語』のような「都市伝説ミステリー」をコメディー風味で…みたいなテイストだったかな。

最後のエピソードだけは、やや変則的となる。主人公が一杯の酒を飲み干す間に思い出す「少年時代の故郷の光景」がメインなのだ。酒にまつわる懐かしい記憶。大人がうまそうに飲む酒に興味を持ち、こっそり飲んでみるが、まったくおいしくない…という、多くの人が経験しているであろう体験談などが、美しい自然に囲まれた四国山地の集落を背景に描かれる。ここは一気に物語の広がりが生まれており、まさに映画版ならではの展開といえそうだ。酒場の親父の対応や酒を飲み終えた主人公の選択なども人情話らしくてよい。

もともとフィクションとしての舞台装置がしっかり確立されている『深夜食堂』に対して、「酒場放浪記」はお店探訪のドキュメンタリーであり、そのイメージを壊さないように新たな物語(ストーリー)を一からつくるのはなかなか大変だったのではないだろうか。そう考えると、小品ながらまあまあ無難な仕上がりであり、吉田類ファンなら楽しめるだろう。とりわけ、最後の『ふるさと酒場土佐っ子』のエピソードは、作品の映画としての魅力度を一段アップさせていると思った。

(高知出身の類さんの土佐弁、雰囲気あってよかったね)
Rui

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2017年6月16日 (金)

本館にCDレビュー追加(6/16)

■追加したCDレビュー

つりビット 「Blue Ocean Fishing Cruise」
ラッキーオールドサン 「Belle Epoque」
チャラン・ポ・ランタン 「憧れになりたくて」
LOOΠΔ 「ViVi」
IU 「Palette」

約3カ月ぶりの新作レビュー。すべて4月リリースの作品となります。つりビットはイベントレポは何度か書いてるけど、CDレビューは今回が初めて。また、映画「はらはらなのか。」の主題歌だったチャラン・ポ・ランタンはすべてにおいてお初でしたね。フルアルバム3作はどれも聴き応えありました。

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2017年6月12日 (月)

寺嶋由芙 @池袋ニコニコ本社(6/10)

■本館に追加したライブレポート

6/10 池袋 ニコニコ本社(イベントスペース)

7/12リリース予定の新曲「私を旅行につれてって」の予約イベント。東京ではこの日がお披露目となった新曲&新衣装がハイライトだったんじゃないかな。会場のヲタクだけでなくニコニコ動画のコメントもしっかり見ながら反応するゆっふぃーさん、さすがだわ~。帰りにバースデーワンマンのチケット買っておいた。

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SHE IS SUMMER @新宿タワーレコード(6/10)

■本館に追加したライブレポート

6/10 SHE IS SUMMER 新宿 タワーレコード(インストア)

6/7リリースの2nd-EP「Swimming in the Love E.P.」のプロモーションイベント。お客さんいっぱいで大盛況だったね。といっても、アイドル現場などとは違って前からぎっしり詰めてるわけではないから、ちょっとした空間を見つけて前の方に行くことは可能。着いたのは10分前くらいだったけど、ほぼ真ん中あたりで見ることができたよ。

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2017年6月11日 (日)

sugar me @吉祥寺キチム

■本館に追加したライブレポート

6/9 sugar me 吉祥寺 キチム(ワンマン)

「sugar me ワンマン・ライブ」。アンコールも含めて1時間ちょっとのステージ。ワンマンというほど大げさなものではなく、金曜の夜を音楽で楽しく過ごす気持ちいい集まり…みたいな雰囲気のライブだったんじゃないかな。会場のキチムもそんなステージがぴったりで、またここで聴きたいなと思ったくらい。前年末のワンマンは予定があわなくて行けなかったので、個人的には1年3カ月ぶりの彼女のライブ。改めて良かった。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年6月 9日 (金)

メッセージ

■映画「メッセージ」 日本橋 TOHOシネマズ

何か見たいなということで、劇場で何度も予告編を見ていたこの作品を。

ストーリーはこんな感じ。
「巨大な球体型宇宙船が、突如地球に降り立つ。世界中が不安と混乱に包まれる中、言語学者のルイーズ(エイミー・アダムス)は宇宙船に乗ってきた者たちの言語を解読するよう軍から依頼される。彼らが使う文字を懸命に読み解いていくと、彼女は時間をさかのぼるような不思議な感覚に陥る。やがて言語をめぐるさまざまな謎が解け、彼らが地球を訪れた思いも寄らない理由と、人類に向けられたメッセージが判明する…。」(シネマトゥデイ)

原題は「ARRIVAL」。そのまま訳せば「到着」である。異星人(?)とのファーストコンタクトものSFであることをダイレクトにイメージさせるタイトルだ。実際に物語はそんなストーリーを追っていく。わざと派手な演出を抑えたかのような画面が適度な緊張感を生んで非常によい。SF好きならかなりわくわくさせられる導入部である。

しかし、これは単なるファーストコンタクトものではなかった。物語が進むうちに、本作はまったく未知の文明と接触することで人類が次の階梯に一歩を踏み出す瞬間を描く、まさにSFでしか成しえない哲学的、文明論的シミュレーションを内包した作品であることに気づかされるのだ。単なる…ではなく、これこそ「真の」ファーストコンタクトものというべきだろう。

従って、よくある「異星人到着もの」のようなドンパチはほとんどない。ドンは一回だけ、パチも一瞬である。SFXもそうお金がかかっているようには見えないが、それはそこが本題ではないからだろう。本題でないといえば、登場する異星人(?)は、まんまタコのような形態で、そいつがなんとスミを吐いて文字を描く設定になっている。いまさらのタコ宇宙人! しかもスミを吐く!…なんて、普通に考えればお笑いでしかない。要は「そんなことはどうだっていい」という宣言なのである。これは別に宇宙人の姿かたちで驚かせる物語ではない。だから、わざと典型的なありがち造形にしてみせたのだ。

では本題はどこなのか。主人公の言語学者たちが「外国語を学ぶと思考方法が変わる」という学説について会話する場面がある。ロジックは言語によって規定されるから、違う言語を学ぶことで見えてくる世界が変わる…ということだ。その上で、接触してきた異星人の言語を分析すると時制がないことがわかる。どうやら彼らにとって、時間は過去から未来への一方向に流れ去るだけのものではなく、物理的な空間のように俯瞰できるものらしい…。そう考えると、件のタコ型エイリアン(ヘプタポット)は、異星人ではなく「異次元人」なのかも? ただし、そこもまたそう重要なポイントではなく、異星人でも異次元人でも未来人でも何でもいいのである。

この本題の部分に主人公が気づいていくプロセスが、実に映画的で巧みな技法によって表現される。あまりにも巧みで見事なので、最後まで誤解したままの人も一定数発生してしまうくらいだ。Yahoo映画のレビューを見ていると、勘違いしたまま感想を書いている人も散見された。しかし、決して難解というわけではないと思う。むしろ、何度も繰り返し見て考える面白さがある作品だと評価してもいいのではないだろうか。

結末にも深いひねりが加えられている。文明の階梯を上がるということは新たな苦しさとセットだということだ。たとえば、現代の人類は科学を手に入れた結果、それまではまったく必要なかった地球環境破壊の心配をしなくてはいけなくなっている。同様に、ヘプタポットがもたらした言語の力で時間のしばりから解放されたとしても、今度は未来が過去のことのようにわかってしまった上で、人はどのように生きていけばいいのか…という苦しみが生じることになる。

本作はそうしたSFならではの哲学的シミュレーションの荒々しさと、映画らしい詩的かつ人間的な結末の美しさをうまく融合させている。SF=ドンパチではないということを改めて理解させてくれる、とても洗練された秀作だと思った。

(音楽、音響効果も素晴らしい。ぜひ劇場でその音場を体験したい作品でもある)
Messe

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2017年6月 7日 (水)

ハナエ @下北沢BasementBar

■本館に追加したライブレポート

6/4 ハナエ 下北沢 BasementBar(ワンマン)

「HANAE 6th Anniversary Live “INTO LOVE”」。デビュー6周年の節目のワンマン。実はこの日の会場はハナエさんが上京後に初めてライブハウスに出演した店だった。つまり彼女にとっての原点。初心に戻ってリスタートという気持ちが伝わってくる熱いライブだったね。とてもレアなデビュー曲も聴けたし、これからにつながる初披露の新曲も2曲。聴き応えあったわ~!

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年6月 5日 (月)

ラッキーオールドサン @下北沢shelter

■本館に追加したライブレポート

6/3 ラッキーオールドサン 下北沢 shelter(ワンマン)

4月リリースの2ndフルアルバム「Belle Epoque」のレコ発ワンマン「佳き時代に生まれたね」。アルバムは素晴らしい出来だし、ファンが押し寄せてshelterじゃ入りきれないだろ!とか思ってたのですが、行ってみるとそこまでギュウギュウじゃなかったね…。でも、内容はアコースティック&バンドの二部構成で非常に充実したもの。これからじわじわくるんじゃないかな~。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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