2012年5月24日 (木)

植田真梨恵、BLACKS @チェルシーホテル

■本館に追加したライブレポート

5/22 植田真梨恵、BLACKS 渋谷 チェルシーホテル

オープニングアクト含め4組出演だったイベント「Ruby Tuesday vol.11」。お目当てはもちろん植田真梨恵さん。入場した時、すでにオープニングアクトの途中だったのと、3組目の植田さん終わりで撤収したので、真ん中の2組だけレポしてます。

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2012年5月22日 (火)

waffles、chocolatre、yumeiroecho @Zher the ZOO

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5/20 waffles、chocolatre、yumeiroecho 代々木 Zher the ZOO

ワッフルズ10周年イベントの一つ「紅茶唄2012 10th Anniversary Party べるでゅ~る」。べるでゅ~る=新緑だそうです(フランス語)。当初、「終演予定20時」とあったので、ずいぶんタイトなイベントだなあ…と思ってたのですが、実は「21時」の間違い。ショコラトルは約50分、ワッフルズは1時間以上の聴き応えのある内容でした。

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2012年5月18日 (金)

ユメオチ @新宿タワーレコード

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5/17 ユメオチ 新宿 タワーレコード(インストア)

4月リリースの1stアルバム「これからのこと」のプロモーションイベント。いい曲ばっかりのアルバムですけど、その中でも代表曲といえるナンバーを厳選したセットリスト、なおかつフルバンド編成で聴き応えばっちりでしたね。行達也氏のタワレコ秘話は、ロフトプラスワン的なところでじっくり聞きたくなったぐらい。ていうかモナレコでトークイベントやればいいのか。

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2012年5月14日 (月)

バニラビーンズ @渋谷タワーレコード(5/13)

■本館に追加したライブレポート

5/13 バニラビーンズ 渋谷 タワーレコード(STAGE ONE)

約1カ月後に迫ったワンマンライブの前哨戦的フリーイベント「プチワンマンライブショー」。フリーとはいえ1時間みっちり、全10曲とボリュームたっぷりの内容の濃いステージ。告知・発表もいろいろありましたね。

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2012年5月 9日 (水)

裏切りのサーカス

■映画「裏切りのサーカス」 日比谷 TOHOシネマズシャンテ

これも新聞の映画評が良かったので。平日の夕方の回でしたが、お客さんけっこう入ってましたね。

ストーリーはこんな感じ。
「東西冷戦下の1970年代、英国諜報部『サーカス』を引退したスパイ、スマイリー(ゲイリー・オールドマン)に新たな指令が下る。それは20年にわたってサーカスの中枢に潜り込んでいる二重スパイを捜し出し、始末するというものだった。膨大な記録や関係者の証言を基に、容疑者を洗い出していくスマイリーがたどり着いた裏切者の正体とは…。」(シネマトゥデイ)

結論からいうと、これ一回見ただけじゃ全体像はつかめないと思った。まず登場人物それぞれの役割、立ち位置を理解するのに前半いっぱいぐらいかかる感じだし、回想シーンが多用されるので、時間軸も混乱しやすい。また、どういう意味を持つのかわかりにくいエピソードもあちこちに出てくる(予備知識を持ってじっくり見れば分かるのかもしれないが)。
だから、終盤に二重スパイの正体が明らかになり、物語がいちおうの着地をみたところで、ホッとはするんだけど、見終わってスカッとする印象はない。なんとなくモヤモヤしたまま終わる感じ…といえばいいのだろうか。

ただ、じゃあダメな映画なのか、嫌いな作品なのか…と問われるとそうでもないと答えたくなる。この映画の最大の魅力はその「雰囲気」だという気がするからだ。決して派手でもなく、カッコよくもないスパイの世界。「007」や「ミッション・インポッシブル」とは正反対の世界観。国家の存続に不可欠な仕事と位置づけられていながら、一歩引いて見ていると虚しくなってしまうような偽りの応酬が続く毎日。命を懸けているのに誰も信じられない人間関係。人はどうやって、何のためにスパイになるのか、そして何を守ろうとしていたのか…。見ている間、そんな疑問が何度も心の中に浮かんでは消えていく。
画面は色調を抑えたトーンで実に渋い。1970年代の英国らしいメンズファッションや小道具類、自動車、建築物…なども、単に「お洒落」というのとは違う当時の雰囲気を醸し出している。カメラアングルや切り替えのテンポが生み出す緊張感と重量感のバランスのよさも、それぞれのシーンを引き立てていて、そういったものがリアルなスパイの世界の「雰囲気」につながっている。

出演陣はイギリスの俳優中心で、しかも男優がほとんど。主演のゲイリー・オールドマンは、実に地味な役作りだけど、そこがまた本物のスパイらしいところ。「英国王のスピーチ」で王様を演じていたコリン・ファースがスパイ組織の幹部役なので、個人的には「あら、王様が…」と思ってしまったのだけど、もちろん演技はきっちりしている。印象に残ったのはスマイリー(ゲイリー・オールドマン)の助手として秘密調査などを担当するギラム役のベネディクト・カンバーバッチかな。スーツ姿も決まってててカッコよかったわ。
ほぼ紅一点のスヴェトラーナ・コドチェンコワは、イスタンブールのシーン(つまり回想シーン)だけで登場するんだけど、やっぱりロシアの女優さんはきれいだな…と思わされる。

ちなみに見終わって帰宅後、この映画の公式サイトを見たら、人物相関図とかあらすじがかなり詳しく載っていた。これをじっくりながめてから映画を見たら、もっと細かいところまで楽しめたかもしれないな…という気もしたけど、初見でわからないようじゃ映画としてどうなのよ…という気もするしね。表裏どころか裏だらけのスパイの世界が複雑すぎるということなんだろうな。

(ラストシーンからは結果的にサーカス内部の権力闘争だったという見方もできる?)
Spy

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2012年5月 6日 (日)

大藤史、おるがんずかふぇ、KUZUHA @天窓.comfort

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5/5 大藤史、おるがんずかふぇ、KUZUHA 高田馬場 四谷天窓.comfort

おるがんずかふぇが出演するということで聴きに行ったスリーマンライブ。持ち時間それぞれ45分ということで、たっぷり聴けましたね。久しぶりに聞いた大藤史さんも印象的でした。実力つけてますね。素晴らしかったです。

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2012年5月 2日 (水)

捜査官X

■「捜査官X」 錦糸町 楽天地シネマ

新聞紙上で好評だったので。ゴールデンウィークの谷間の平日に見てきました。ネタばらししてますので未見の方はご注意ください。

ストーリーはこんな感じ。
「中国・雲南地方の平穏な山村。指名手配中の凶悪犯が、その場に居合わせた紙職人リウ(ドニー・イェン)と争って命を落とす事件が起きる。凶悪犯を退治したリウを住民たちは讃えるが、村を訪れた捜査官シュウ(金城武)は現場検証の結果、リウが正当防衛を装い、故意に凶悪犯を殺害したのではないかという疑念を抱く。徐々に事件の核心に近づいていくシュウは、リウの驚くべき過去を知ってしまう。」(シネマトゥデイ)

「捜査官X」などと現代風の邦題がついてるけど、時代設定は1917年。つまり辛亥革命から数年後ということになる。舞台は中国の雲南地方。田舎だからまだ清朝末期の雰囲気が残っている。辮髪の人がけっこういたりね。仮に日本映画だとするなら、明治初年の頃の物語…という感じだろう。
事件が起きて村にやってくる捜査官がシュウだ。タイトルが「捜査官X」だから、最初は彼が主人公だと思って見てたのだけど、結論からいってしまうとシュウは物語の語り手、狂言回し役ではないのだろうか。本当の主人公はシュウがその正体を暴いていくリウの方なのである。
実は、この作品の原題は「武侠」。ネットで調べると「武術に長け、義理を重んじる人」などと出てくる。設定ではシュウは武術の心得を持たない。一方でリウは武術の達人である(がそれを隠して生活している)。つまり、タイトルロールは明らかにリウなのだ。シュウを演じているのが金城武だから、日本向けに彼が主人公っぽく見えるタイトルに変更したのだろうか。

さて、そんな本作だけど、第一印象としては相当にカッコいい映画である。前半は事件の謎をシュウが解いていく時代ミステリ風の話なのだが、少ない会話と緊張感のある画面、見る者の想像力をかきたてるスタイリッシュな演出で目が離せなくなる。特に、現実にあるものだけでなく、シュウの「思考」までもが映像化されて画面に現れてくる独特の技法が効果的に使われていて、映画に豊かな奥行きを与えていると思った。かなり個性的な演出なので好みが分かれるところかもしれないが、雲南地方の美しい田園風景との組み合わせに違和感がなく、まさに映画ならではの世界を作り出していると感じた。

そして、作品後半は一転して壮絶なカンフーアクションの連続となる。派手な立ち回りも多いのだが、単にアクションでスカッとするということではなく、この映画が「PG-12」指定となっている理由でもある物語の闇が常に影を落とし、凄惨な美とでもいうべきものを生んでいく。
以下ネタばれになるのだけど、要するにリウは官憲も手が出せないほどの恐ろしい暗黒組織の首領の息子であり幹部だったのだが、残虐な犯罪行為を続けることに嫌気がさして組織を抜けたのである。名前を変えて別人となり、平和な山村で10年間潜伏することに成功していたのだが、その秘密をシュウが暴いてしまう。そのことを知った組織は裏切り者を処刑するために刺客を送り込んでくるのである…。
こう書いてしまうとストーリー自体は、マフィア映画のある典型的なパターンということになるだろう。しかし、ありがちな設定ではあるが、この映画はそれを新鮮に見せるためのさまざまな工夫をしているし、映像や演出の魅力で最後まで一気に見せることに成功していると思った。特に映像(編集や音楽の使い方なども含めて)は非常に洗練されていて、グロい場面までが美しいという感じである。約2時間があっという間の印象的な映画だ。

出演者について。シュウの金城武は狂言回しと考えれば最大限の役割を果たしていると思った。役のキャラ設定がかなりとっぴなので賛否あるようだけど、それは彼のせいじゃないしね。リウのドニーイェンは穏やかそうな表情とアクションシーンの切れ味の素晴らしさのギャップにうならされる。組織からの刺客を前にして、それまで封印していた武術者としての正体を現す瞬間のカッコよさときたら! 衣装の裾が風にばさっとなびく、あのタイミングもすべて計算されてるんだろうな…という気になる。千両役者の見栄が決まった瞬間のエクスタシーに匹敵する。

そして、リウの妻・アユーを演じたタン・ウェイの美しさ。「ラスト、コーション」でのファッショナブルな衣装から今回は少数民族の民族衣装だけど、彼女の魅力もこの映画の大きな要素だろう。一般に中国の美人女優というと、日本人の感覚では「クールビューティー」系が多いと思うけど、彼女は「かわいい」タイプの美人だと思う。再婚相手であるリウの過去をあえて探らず、その日その日を暮してきた健気な女性像が似合っていた。

(金城武演じるシュウの衣装は金田一耕助の書生スタイルを参考にしたのかな)
Sx

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2012年4月30日 (月)

YeYe @新宿タワーレコード

■本館に追加したライブレポート

4/29 YeYe 新宿 タワーレコード(インストア)

アルバム「朝を開けだして、夜をとじるまで」のプロモーションイベント。前日のライブで告知してたのを聞いて行ってみました。2日連続のライブ。ちょうどタイミングがあって見ることができてラッキーでした。

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2012年4月29日 (日)

YeYe、オガワマユ @ストロボカフェ

■本館に追加したライブレポート

4/28 YeYe、オガワマユ 北参道 ストロボカフェ

ツーマンライブ。お目当てはCDを聴いていいなと思っていたYeYeさん。チケットはソールドアウトで会場は満員。予約時の整理番号がけっこう後の方だったので、少しでも早く入れるように、私にしては珍しく開場前から行って並びましたよ。おかげさまで席はまずまずだったかな。内容も期待通りのとてもいいものでした。

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2012年4月28日 (土)

平賀さち枝 @新宿タワーレコード(4/27)

■本館に追加したライブレポート

4/27 平賀さち枝 新宿タワーレコード(インストア)

タワーレコード新宿店の全面リニューアルオープン記念インストアイベント。この日は普通のインストアライブではなく、平賀さんのオリジナル曲「No Music, No Life」を公開レコーディングする…という企画。いわゆるライブレコーディングでもなく、なかなか貴重な現場に立ち会うことになりましたよ。

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OTOTOI GROUP、LOVE ME TENDER、平賀さち枝、曽我部恵一 @O-nest

■本館に追加したライブレポート

4/26 OTOTOI GROUP、LOVE ME TENDER、平賀さち枝、曽我部恵一 渋谷 O-nest

viBirth×CINRA presents 「exPOP!!!!! vol.61」。平賀さち枝さんが出演するということで聴きに行きました。2ドリングオーダーのみでチャージ無料のイベントということもあって、お客さんは多かったですね。前半2組がバンド、後半2組が弾き語り…という構成でしたけど、弾き語りもそれぞれ個性的で聴き応えありましたよ。

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2012年4月24日 (火)

本館にCDレビュー追加(4/24)

■追加したCDレビュー

平賀さち枝 「23歳」
ユメオチ 「これからのこと」
バニラビーンズ 「チョコミントフレーバータイム」
タルトタタン 「しょうがないマイラブ」
美元智衣 「アイの島」

今回もいいCDばっかりでした。初登場はユメオチ、タルトタタンの2組。どっちもまだライブは見てません。ユメオチはいちおう予定あるのですが、タルトタタンはライブとかやってるんですかね。なにぶん情報がないので…。あれば1回見てみたい気はしています。平賀さんとバニビはそれぞれ6月にワンマンがありますが、この日程がちょうど2日連続。いちおうどっちも行くつもりにしています。

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2012年4月22日 (日)

アーティスト

■映画「アーティスト」 府中 TOHOシネマズ

アカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞…などを受賞した作品として一躍話題になった映画。ですが、日本では意外に大ウケはしてないみたいですね。ちなみにハリウッドが舞台だけどフランス映画です。

ストーリーはこんな感じ。
「1927年のハリウッド。サイレント映画のスターとして君臨するジョージ・ヴァレンティン(ジャン・デュジャルダン)は、新作の舞台挨拶の日、新人女優ペピー(ベレニス・ベジョ)と出会う。ジョージのアドバイスがきっかけでヒロインを務めるほどになったペピーは、トーキー映画のスターへと駆け上がっていく。一方ジョージは、かたくなにサイレントにこだわっていたが、自ら監督した主演作がヒットせず…。」(シネマトゥデイ)

モノクロ、サイレント時代の映画が持つ独特の雰囲気。なんか妙に優雅というか色気があるというか、惹きつけられる魅力はたしかにあると思う。それはたぶん時代背景的なものとも密接に関係してて、20世紀初頭のファッションや音楽の流行、アートや風俗、社会の動き…などが一体となったロマンチックな空気なんだろう。そして、そんな古き良き時代への憧れが嵩じて、その頃のエッセンスをたっぷり詰め込んだ映画までつくってしまった…というのが本作ではないだろうか。

だから、モノクロ、サイレント映画の魅力がとてもわかりやすく伝わってくる。衣装やメイクにセット、小道具類などの見事さ。俳優も昔っぽい雰囲気をよく出してて、1920~30年代のハリウッドの世界に自然に入っていける。また、当時の映画作法を完全再現してるというよりも、現代的な視点を加えているところもいいと思った。タネを明かすと部分的にトーキーになる場面もあるわけで、あくまでも現代人の目で見たモノクロ、サイレント時代…というつくりなのだ。

ストーリー的には、見終わった直後は「もう一ひねり欲しいな…」というのが正直なところだった。ちょっと淡泊な気がしたのだ。だけど、後でこのレビューを書こうと思って、いろいろと思い出していると、今度は「けっこうよく出来た話だなあ…」と思えてきた。要するに、非常にシンプルな話なんだけど、後でじわじわくるタイプの物語なのである。
その理由としては、一つには時代背景的なものがあるだろう。1920~30年代初頭が舞台なので、たとえアメリカとはいえ、恋愛に対しては、現代の感覚と比べて非常に奥ゆかしいのだ。ジョージもペピーも相手への思いをずっと胸の内に秘めたままだ。ラストでようやく相手の気持ちがわかるのである。お互いよく思われてないだろうと考えていたのに実は両思いだった…なんて、中学生向けのライトノベル並みだけど、主人公たちのいろんな行動の理由が、後で考えると全部もっともに思えてくる。
もう一つは、サイレントなので複雑な状況や感情をセリフで説明できない制約があることだろう。だからどうしてもストーリーは単純なものになる。でも、それがかえって素朴で「いい話」になる背景ともなっているのではないだろうか。

上映が終わった後、「リピーターの方は1000円で見られます」というPRをしていた。今思うと、これはなるほど…という感じ。シンプルだけど噛めば噛むほど味が出てくる作品(ストーリー)だから、見直してじっくり味わってほしいということだろう。たしかにもう一回見ると、細かいところにいろいろな伏線の発見などがありそうだ。

アカデミー作品賞、前年の「英国王のスピーチ」もヨーロッパ映画のどちらかといえば小品といった作品の受賞だったけど、この「アーティスト」も似た傾向だと思った。大作や問題作ではなく、小粋にまとまった映画という印象だろうか。

(宝塚とかが好きな人はすぐ入りこめてしまう世界。いやまじで宝塚歌劇化、十分可能な話だわ)
Art

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2012年4月21日 (土)

chay、住岡梨奈、Rihwa、安田奈央、BLUETRIKE @渋谷 duo

■本館に追加したライブレポート

4/20 chay、住岡梨奈、Rihwa、安田奈央、BLUETRIKE 渋谷 duo MUSIC EXCHANGE

女性ボーカルのアーチスト5組出演の「SPRING RECOMMENDS」。お目当てはチャイさん。半年ぶりに見たリファさんも良かったですね。出演者の顔ぶれ的に椅子があるだろうと思って行ったら、まさかのアールスタンディング。結果的には動員数も椅子ありで十分だったんじゃないかと思うぐらいだったので、やっぱり座ってじっくり聴きたかったです。

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2012年4月20日 (金)

小説 上杉鷹山

■「小説 上杉鷹山」 童門冬二(集英社文庫)

少し前にテレビで「上杉鷹山」をとりあげた番組を見て、「そういえば本持ってたな…」と思って再読してみました。前回一度読んだだけだったし、テレビで改めて全体像をおさらいしていたので、より興味深く読めましたね。

内容はこんな感じ。
「九州の小藩からわずか十七歳で名門・上杉家の養子に入り、出羽・米沢の藩主となった治憲(後の鷹山)は、破滅の危機にあった藩政を建て直すべく、直ちに改革に乗り出す。―高邁な理想に燃え、すぐれた実践能力と人を思いやる心で、家臣や領民の信頼を集めていった経世家・上杉鷹山の感動の生涯を描いた長篇。」(「BOOK」データベースより)

タイトルに「小説」とついているように、上杉鷹山を題材としつつも、完全な伝記ではなく、フィクションの要素も盛り込んだ作品。脇役たちのサイドストーリー部分がそうだし、上杉鷹山自身に関するエピソードでも、話がスムーズに流れるように、多少前後関係を変えてあったりもするようだ。
巻末に実在の上杉鷹山の年譜が載ってるので、比較するとそれがどこなのかわかる。たとえば、藩の人材育成のために設立した学校「興譲館」の指導者として学者・細井平洲を招き、彼をを国境まで出迎えたのは鷹山46歳の時のものだ。しかし、本作では20代前半の時のエピソードとしている。他にも、同様の「改変」は何点かであるようだ。だから、あまり「歴史の本」としては読まない方がいいのかもしれない。ただ、上杉鷹山の事績を知るための「とっかかり」と考えれば、とても読みやすいし、本質はきっちり押さえた本なので十分おすすめできると思う。

さて、上杉鷹山といえば、破綻寸前の米沢藩(上杉家)の財政を立て直し、殖産興業を成し遂げたことで知られる。江戸時代の人でありながら、近代的な思考や柔軟な改革精神を持ちあわせた人物であり、その舞台を今日の企業や自治体に置き換えても、リーダーシップの見本として大変参考になるものといえる。
いってみれば日産に乗り込んだカルロス・ゴーン氏が見事にその経営を立て直したようなものだが、ゴーン氏が社長就任時に実績十分の経営者であったのに対して、上杉鷹山(当時は治憲)が他家から養子に入って家督を継いだのは弱冠17歳の時である。彼は当主となってすぐに改革に着手する。しかし、上杉家といえば上杉謙信を祖先に持つ名門の武家である。そこに他家から来た若者がいきなり「改革」を行うと宣言したのだから、これはもう「抵抗勢力」が黙ってはいない。そこから先は小説を読んでもらうのがいちばんだけど、硬軟の顔を使い分ける鷹山は若年ながら、まったくおそるべき政治家である。このあたりは実に痛快に読める。

本作は、鷹山が抵抗勢力を切り崩し、その徳と愛による政治を米沢に根づかせていくところに重点が置かれているのだが、先日見たテレビ番組では、隠居した後もいっそう改革に力を入れた(というか、むしろ継続的な改革に取り組むため、参勤交代のある当主の座を次世代に譲り、自分は米沢に常駐したというのが本当らしい)ことも強調されていた。小説では、そのあたりの話はエピローグ的な扱いであまり詳しくは書かれていないけど、さらにじっくり調べてもおもしろそうだ。機会があれば、今度は史実ベースの鷹山の評伝や改革の全体像をとらえた本を読んでみたい気がした。

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