2017年11月24日 (金)

星野みちる @ヤマハ銀座スタジオ

■本館に追加したライブレポート

11/21 星野みちる 銀座 ヤマハ銀座スタジオ(ワンマン)

「星野みちるの『星降る街角』ツアーファイナル ~スター誕生~」。全曲バンド演奏、衣装も4パターン。セットリストもいい曲ばっかり…ということで、ツアーファイナルらしいスペシャル感もたっぷりの贅沢なコンサートだったね~。アルバムはいつも出るたびに買って聴いてるのに、ステージを見たのが約1年9カ月ぶりとけっこうインターバルを空けてしまったのを思わず反省。本当にいいライブだったわ~。

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2017年11月18日 (土)

本館にCDレビュー追加(11/18)

■追加したCDレビュー

平賀さち枝 「まっしろな気持ちで会いに行くだけ」
APRIL 「Eternity」
GFRIEND 「RAINBOW」
LOOΠΔ / ODD EYE CIRCLE 「Mix&Match」
IU 「FLOWER BOOKMARK 2」

約1カ月ぶりのCDレビュー更新。今回はすべて9月に入手した音源。その内訳は、国内アーチスト1組、海外(韓国)アーチスト4組…という前代未聞の割合になったね~。たまたまとはいえ、最近K-POPをけっこう聴いてる実生活が反映されてるのは間違いないところ。でも、振り返るとほとんどJ-POP中心に聴くようになったのは、今のサイトを始めた2000年代初頭くらいから。それまでは内外それほど区別しないで聴いてたわけで、原点回帰なのかもね。

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2017年11月12日 (日)

Softly @渋谷O-nest

■本館に追加したライブレポート

11/11 Softly 渋谷 O-nest(ワンマン)

「Softly LIVE 2017 ~アリガトウをアナタに アリガトウをワタシに~」。12月一杯での活動休止を発表していた彼女たちの東京での最初で最後のワンマン。チケットはソールドアウトで、MC中にどこから来たかを調べたらけっこう全国のファンが集まってたね~。もちろん地元・北海道からも大勢。有終の美を飾ってくれたんじゃないかな…。

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2017年11月11日 (土)

春奈るな @渋谷タワーレコード

■本館に追加したライブレポート

11/10 春奈るな 渋谷 タワーレコード4F(インストア)

11/8リリースのNEWシングル「KIRAMEKI☆ライフライン」のプロモーションイベント。春奈るなさんのインストアイベント、今までなぜか行く機会がなく、この日がお初。早めに会場に着いたのもあってけっこう間近で見ることができたね。これまでステージまでが遠めのホールとかで見ることが多かっただけに、この距離だけでもけっこう感動…。

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2017年11月 3日 (金)

WHY@DOLL、脇田もなり @渋谷Glad

■本館に追加したライブレポート

11/2 WHY@DOLL、脇田もなり 渋谷 Glad

WHY@DOLL主催のツーマンライブ「WHY@DOLL×脇田もなり」。普通、ツーマンだと長めの持ち時間でたっぷり聴ける…というイメージだけど、この日はWHY@DOLLが先攻、もなりさんが後攻で、それぞれ2ステージずつやるという珍しいタイムテーブル。結果的に1ステージが短くなった分、スピード感とテンションがUP。しかも、トータル曲数はたっぷり聴ける…という「いいとこどり」のイベントになってたね。久しぶりに見たほわどるのダンスも良かった!

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2017年10月30日 (月)

ブレードランナー 2049

■映画「ブレードランナー 2049」 日本橋 TOHOシネマズ

けっこう前から予告編を見ていて楽しみにしていた作品。たまたま時間がとれたというのもあるけど、公開初日に劇場に足を運ぶことになった。平日(金曜)夕方ながらお客さん多めだったね。

ストーリーはこんな感じ。
「2049年、荒廃と貧困が蔓延するカリフォルニア。人間と見分けのつかない『レプリカント』が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っていた。LA市警のブレードランナー“K”(R・ゴズリング)は、ある事件を捜査するうち、レプリカント開発を独占するぐウォレス社の巨大な陰謀を知り、その闇を暴く鍵となる男にたどり着く…。」(公式サイトより)

SF映画の名作「ブレードランナー」。その35年ぶりの続編となる作品である。前作も公開時に劇場で見ているものの、オタク的にハマっていたわけではないから、その後はテレビ放映時にもう1回見たくらいだろうか。あまり細かくは覚えてはいない状態。そんなわけで、前作と本作をつなぐ3本の公式動画(「2022」「2036」「2048」)を見るなど、多少の予習をして臨んだのだった。

結論からいえばかなり好きな仕上がり。2時間43分という長尺が苦にならずに最後まで惹きつけられた。もともと「ブレードランナー」という作品自体、ストーリーそのもののおもしろさで勝負するというよりも、一場面一場面の雰囲気やSF的パースペクティヴの魅力…といったものに重きを置く映画だったように思っているのだが、本作もそのノリは引き継いでいるのではないだろうか。どのシーンも印象的で、SF映画らしい名場面、そして素晴らしい映像の連続である。殺伐とした風景の中に「荒廃の美」とでもいうべきものがあふれている。大いに酔わされた。

物語をざっくり表すならば、前作の主人公だったデッカードとレイチェルの「その後」を、30年後のブレードランナー「K」が解き明かしていくというもの。本作では「K」自身がレプリカントであることは映画が始まるとすぐにわかる。そして、わりと早い段階で「K」とデッカードの関係性も暗示されるものの、「はは~、さては…」とストーリーの先を予想できたつもりになっていると見事にどんでん返しをくらう。その結果、「記憶すらも自分のものでないレプリカントである自分とは何なのか」という、まさに「ブレードランナー世界」ならではの問いの重さに満たされる結末が訪れる…。

現実にレプリカントというものが存在せず、他人に記憶を移植された経験もないわれわれにとって、この問いは自分の身に置き換えて考えることがほぼできないものだ。また、何か実際の社会問題を直接的に反映させた比喩といったものでもなさそうである。しかし、本作を見ていると、「もしそういう立場に置かれたら…」と考えて、われわれはさまざまな思いをめぐらせ、感情にひたる体験をしてしまう。SFの「S」は一般的にはサイエンスであるが、本作では同時にそれが「スペキュレイティブ」でもあるということを改めて実感させられる作品だと思った。

ここからは、見終わって感じたことをいくつかメモ。

タイトルの「2049」は当然、西暦2049年のことなのだが、実際にその年になっても本作で描かれているような世界が現実となることはほぼなさそうである。そもそも前作が2019年を舞台にしており、最初のレプリカントが製造されたのが2017年(!)なのだから、無理に決まっているのだ。あと100年か200年後でもどうか…というくらいだが、ここは割り切って「どこか別の世界の2049年」と考えるのが妥当というものだろう。

そして、ブレードランナーといえば…の「雨に打たれるスラム化した未来都市」描写。前作公開当時は非常に新鮮だったのだが、その後あまりにも影響力が大きかったため、いつしか未来都市の風景の定番と化してしまった。本作でも本家ならではの映像が楽しめるが、できれば「あれから30年たってさらにこうなりました」という新たなビジョンを見せてくれたら最高だったかもしれない。

「スターウォーズ」に続いて往年の名作に同じ役で出演のハリソン・フォードが話題だが、個人的には少し前に見た「スクランブル」にヒロイン役で出ていたアナ・デ・アルマスにも注目していた。役はレプリカントではなく、主人公がガールフレンドがわりにしているバーチャル・キャラクター。良かったね~。欲しくなった人も多かったのではないだろうか。ただ、あれくらいの技術があるならキャラのルックスもスキンで自由に変えられて当然だろう。デフォルトのままで使っていた「K」はあまりオタク気質がなかったということなのか? それともレプリカントだから「女性の好み」という概念がそもそもなかったのか? たぶん後者という設定なのかな…。

というわけで、すべてが完璧というわけではないけど、場面毎にあれこれと語りたい要素が盛り込まれている本作。リピート鑑賞してもそのたびに新しい発見がありそうな気がする。

(ウォレス社のシーンはまさに神殿。神の領域という意味なのか…)
Br2049

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2017年10月25日 (水)

春奈るな @六本木 EX THEATER

■本館に追加したライブレポート

10/22 春奈るな 六本木 EX THEATER(ワンマン)

「LIVE 2017 "LUNARIUM"」。6月にリリースされた3rdフルアルバム『LUNARIUM』を受けてのレコ発ワンマン。当日は台風接近中、都内も本降りの雨…ということで行き帰りには若干苦労したけど、コンサート自体は普通に開催されて一安心。この日のハイライトは11月リリース予定の新曲「KIRAMEKI☆ライフライン」の初披露だったかな。後半は新曲の衣装だったし、今までにない曲調で新鮮だったね!

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2017年10月23日 (月)

つりビット @錦糸町タワーレコード

■本館に追加したライブレポート

10/21 つりビット 錦糸町 タワーレコード(インストア)

隣のTOHOシネマズまで映画を見に行ったらちょうどやってたので。9月に汐留で見たのと同じ「1010」の予約イベント。たまたま行った先でアイドルのイベントがあると(それもまあまあ好きな方のアイドルだとよけいに)拾い物をしたようなお得感あるよね。

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2017年10月22日 (日)

バリー・シール/アメリカをはめた男

■映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」 錦糸町 TOHOシネマズ

劇場でよく予告編を見た作品。公開初日に行ったのだけど、ものすごく期待していたからというわけではなく、単に日程の関係でその日がいちばん都合がよかったので…。

ストーリーはこんな感じ。
「民間航空会社のパイロットでトップクラスの操縦技術を持つバリー・シール(トム・クルーズ)は、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなった彼は極秘作戦の過程で麻薬組織と接触、麻薬の運び屋としても才能を発揮する。政府の命令に従う一方で、違法な密輸ビジネスで荒稼ぎするバリーだったが…。」(シネマトゥデイ)

これも「実話もの」映画。近年の洋画は本当に実話ものの企画が多いのだけど、古今東西のすべてが材料になるということで、おもしろいネタはまだまだ尽きないようだ。

本作も、題材になったバリー・シールという人物自体に関する予備知識はまったくなかったのだが、息をもつかせぬスピーディーな展開で最後まで一気に見せられてしまう。予告編などで強調されていたアクションコメディ的なノリはもちろんあるのだが、同時にけっこう骨太な社会派映画としての筋もしっかり通していて、なかなかあなどれない。おもしろさと奥の深さを兼ね備えた佳作ではないだろうか。

映画の冒頭、大手航空会社の旅客機パイロットである主人公、バリー・シールが飛行中にいきなり自動操縦装置を切り、機体を急降下させるエピソードが出てくる。客室では酸素マスクは降りてくるわ、乗客は悲鳴をあげるわで一騒動だ。しかし、バリーは飛行機をすぐにもとの状態に戻すと、「乱気流でした、もう安心です」とシレッと機内放送をする。
つまり普通の人ならやらないようなこと、ルール上してはいけないこともちょっとしたイタズラ心で抵抗なくできてしまう人物…それがバリーなのだ。罪悪感もなく、一種のサイコパスといってもいいかもしれない。この最初のエピソードが後々のとんでもない物語すべての伏線になっていく。非常に印象的な導入部分である。

そんな大胆な性格だから、CIAにパイロットとしての腕を見込まれて仕事を依頼されると、危険な任務もバリバリこなす。対空砲で撃墜されそうになっても全然平気。普通なら「もうやりたくない!」となるところだが…。どこか頭のネジがはずれているのだろう。なおかつ、任務先の南米で麻薬カルテルと知り合いになると、そっちの密輸の仕事もホイホイ手伝ってしまう。やがて、自宅には収納しきれないほどの札束があふれ…。

もちろん、CIAもバリーの「内職」は知っているが目をつぶっている。CIAの仕事をしながら副業でも荒稼ぎ。そこだけ見ると、邦題サブタイトルにあるように「アメリカをはめた男」かもしれないが、CIAはそんな甘いものではない。使い勝手がいい間はいい顔をしているが、密輸がバレてバリーが危機に陥ると手のひら返しで「自己責任でしょ」となる。つまり、「アメリカをはめた男」はその瞬間に「アメリカに使い捨てられた男」になってしまうのだ。ここに至って、組織の、あるいは国家というものの非情さが見る者の心になんともいえないやりきれなさを残す。

本作を見終わってまず印象に残るのは、やはりバリー・シールという人物の破天荒さだろう。途方もない金を稼いではいたが、どうも金や権力が目的ではなかったようだ。つまるところは、冒頭の旅客機を急降下させたエピソードと同じく、イタズラ心がどこまでも暴走していっただけ…ということなのだろうが、命を落としかけるようなピンチに何度陥ってもまったく懲りないバリーの得体の知れなさは、映画的にはたしかにおもしろい。そして、トム・クルーズがこの役にものすごくハマっているのではないだろうか。

もう一つはCIAという組織のモンスターぶりだろう。同時期のCIAを題材にした実話もの映画としては『アルゴ』があるが、同じ秘密工作でも、あちらが「良いCIA」なら本作は「悪いCIA」という感じで、改めて国家による謀略って何なんだろうと考えさせられる。国のために必要だということでやっているのだろうが、本当に必要なのか?…という素朴な疑問がわいてくるのだ。アメリカのためという名目ではあるが、実際には組織の論理で世界中に戦争や危機の火種をまき散らしているだけのような…。

北米・中南米あたりの近現代史や政治の予備知識は多少あった方がわかりやすいと思うけど、作中でもけっこう説明してくれるので、難しさはまったくない。エンターテインメントとしてもとてもよく出来ているし、これが「実話」ということでさらに味わい深い映画となっている。演出のテンポ、音楽の使い方などもかなり好きだね~。期待以上の一作となった。

(いろんな飛行機が登場。飛行機好きにもこたえられないのでは?)
Bari

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2017年10月14日 (土)

平賀さち枝 @新宿タワーレコード(10/13)

■本館に追加したライブレポート

10/13 平賀さち枝 新宿 タワーレコード(インストア)

9/20リリースの2ndアルバム「まっしろな気持ちで会いに行くだけ」のプロモーションイベント。金曜の夜、お客さん大勢集まってたね。平賀さんのステージを見たのは2月のツーマン以来。その時は長かった髪がけっこう短いボブになっていて新鮮(アルバムのジャケットでもまだ長いから切ったのは最近かな)。12月のワンマンももちろん行くよ~。

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本館にCDレビュー追加(10/14)

■追加したCDレビュー

北出菜奈 「VIOLET BLAZE」
レナ(バニラビーンズ) 「トーキョー・クロール」
おみそはんとりちゃこはん(バニラビーンズ) 「ニーハオ! 再見! YODAREDORI!!」
@17 「セブンティーンパフェ」
LOOΠΔ 「Choerry」

今回は主に8月頃に聴いた新作の感想を。最初は北出菜奈さんのアルバム、彼女の作品のレビューを書いたのはなんと11年ぶり(前回は2006年)。久々にライブを見て良かったので、5月リリースの最新作を聴いてみたのだけど、この作品は北出菜奈さんにとってもソロ名義では8年ぶりの新作なのだった。そして、バニラビーンズもそれぞれのソロ2曲。@17(アット・セブンティーン)は初レビュー。いろいろ盛りだくさんな感じで。

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2017年10月 8日 (日)

バニラビーンズ @渋谷 duo MUSIC EXCHAGE

■本館に追加したライブレポート

10/7 バニラビーンズ 渋谷 duo MUSIC EXCHAGE(ワンマン)

デビュー10周年を迎えたバニラビーンズのメモリアルワンマンライブ。10年間の歩みを振り返る正攻法なセットリストだったね。おなじみの曲づくしなんだけど、久々のバンドセットでもあったし楽しかったわ~。終演後は「アフターパーティ」にも参加。11年目の全国ツアーも発表されたし、まだまだバニラビーンズの歴史は続いていく!

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2017年10月 1日 (日)

本館にCDレビュー追加(10/1)

■追加したCDレビュー

春奈るな 「LUNARIUM」
寺嶋由芙 「わたしを旅行につれてって」
Natsu Summer 「Hello, future day」
脇田もなり 「I am ONLY」
LOOΠΔ 「JinSoul」

今回は6~7月頃に買った音源の感想を。初登場は脇田もなりさん。ライプの感想はすでに3回ほどあげてるけど(ワンマン1回、イベント2回)、アルバムはこれがお初。そして、最近は「CDレビュー」と言いつつ、本当に「CD盤」を買っていることは稀なのだけど(ITSとかが多い)、このアルバムはちゃんとCDを買った久々の作品ともなっている。
※CDレビューではなく、今後は「MUSICレビュー」とかにすべきかもね…とちょっと思ったり。

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2017年9月30日 (土)

スクランブル

■映画「スクランブル」 日比谷 TOHOシネマズみゆき座

シンプルな娯楽映画が見たい…という気分で。事前情報はネットで予告編をちらっと見たくらいだったかな。

ストーリーはこんな感じ。
「頭脳派の兄アンドリュー(スコット・イーストウッド)とメカニック担当の弟ギャレット(フレディ・ソープ)は、高級クラシックカーを専門に狙う強盗団。ある日、世界に2台しかない高級車を奪ったことが原因で凶悪なマフィアに目をつけられてしまう。捕らえられた兄弟は、敵対関係にある別のマフィアが所有する希少なフェラーリを1週間以内に盗むよう命じられるが…。」(シネマトゥデイ)

原題は『OVERDRIVE』。ノリは「ワイルド・スピード」シリーズのあの感じで、実際に脚本は『ワイルド・スピードX2』と同じチームが担当している。風光明媚な南フランスを舞台に、美男美女の怪盗たちが、追ってくるマフィアやインターポールを煙に巻きながら、ギミックたっぷりの手法でお宝=世界の名車を盗みまくる! BGMはイマドキ感たっぷりのクラブミュージック(EDM)。映像は名車の滑らかな曲線や光沢をまるで美女の肢体のようにフェティッシュに映し出していく…。

登場人物はほぼ全員が犯罪者。しかし、ダークな雰囲気はまったくなく、コートダジュールの陽射しのように明るい「ワル」という感じである。ルパン三世の主人公たちが全員犯罪者なのに、あまり悪者感がないのと似ているかもしれない。そんな健康的な不良たちが、カッコいい車に乗りまくり、いい女といい感じになり、仲間と一緒に危険な冒険を成功させ、さらに金まで儲けてしまう。ある意味で欧米の「チョイワルに憧れる若者たち」の夢を結晶化したような映画といえそうだ。

全体的にはスピード感もあり、見ている間は退屈しない。辛口に言うならそれだけしかない映画ともいえるが、もともとそういう作品をめざしているのだろうから、これはこれで上出来なのだろう。ご都合主義などは気にする方が野暮ということになる。難しいことは考えずにスカッと楽しんだもの勝ちだろうね。

主演のスコット・イーストウッドは、あのクリント・イーストウッドの息子。顔がなんとなく似ている。主役がすんなりハマっているように感じられるのは、やはり二世俳優ならではのオーラだろうか。

注目はその主人公の恋人役の女優、アナ・デ・アルマス。プロフィールを見るとキューバ出身で1988年生まれの29歳。しかもすでにバツイチだったりするらしいが、かわいらしい童顔で高校生役でもできそうだ。本作では水着で登場するサービスシーンもあり! そんな彼女、話題の『ブレードランナー2049』にもかなり大きな役で出演しているようだ。レプリカント役かな。そっちも非常に楽しみになってくる。ぜひ見に行きたいね。

(「ワイスピ」みたいにシリーズ化していくのだろうか?)
Over2

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2017年9月27日 (水)

ダンケルク

■映画「ダンケルク」 渋谷 TOHOシネマズ

劇場で何度も予告編を見ていた作品。評判も上々ということで。

ストーリーはこんな感じ。
「1940年、連合軍の兵士40万人は、ドイツ軍によってフランス北端の港町ダンケルクに追い詰められていた。トミー(フィオン・ホワイトヘッド)ら若い兵士たちは生き延びようとさまざまな策を講じる。一方のイギリスでは民間船も動員した救出作戦が始動。船長ミスター・ドーソン(マーク・ライランス)は息子らと一緒にダンケルクへ向かう。さらにイギリス空軍パイロットのファリア(トム・ハーディ)も空から撤退作戦を援護する…。」(シネマトゥデイ)

戦争映画というよりも「歴史系実話もの映画」という方がしっくりきそうな作風。戦争を題材にしたアクション作品を期待すると「あれ?」という感じになるかもしれないが、個人的には好きな要素があれこれ入っていて、かなり興味深く見ることができた。

まず「ダンケルクの戦い」というものを改めて知ることができたことは大きい。日本人の場合、太平洋戦争については何かと知る機会があるのだが、同じ第二次世界大戦でもヨーロッパ戦線になるといまひとつなじみがなかったりする。私も正直いってダンケルクで大規模な撤退作戦が行われた…程度の知識しかなかった。

砂浜の海岸にずらっと並んで乗船を待つ兵隊たち。まずこの絵柄の迫力がすごい。改めて途方もない作戦だということがわかる。序盤から「イギリス兵は乗せるがフランス兵は自分たちで何とかしろ」みたいなやりとりがあったりして、事態の複雑さも垣間見えてくる。助かりたいのはみんな同じなのだが、いざとなると「まず俺を優先しろ」というエゴが出てくる。これはどこの国でも同じである。戦争がまさに極限状態だということが伝わってくる。

もう一つ、本作を通じて知ったのは、救出作戦が軍艦だけでなく、チャーターやボランティアで参加した民間の小型船多数によっても行われたということだ。遠浅の海岸に近づけない大型船よりもむしろそうした小型船の方が活躍したのだという。これは有名な史実ということだが、浅学にして今回初めて知った。民間人が危険な戦場にあえて赴くというのは非常に勇気がいることである。実話もの映画の場合、「感動秘話」を題材とすることが多いが、この民間船を大きくフィーチュアしてあったのも本作が実話もの映画っぽく感じられた要因かもしれない。

本作は一種の群集劇、ダンケルクの戦場を舞台としたグランドホテル形式の映画でもある。陸上の兵士、民間船の乗組員、イギリス海軍の将校…らとともに主要な存在となっていたのが、イギリス空軍の戦闘機パイロットだ。スピットファイアとメッサーシュミットの空中戦もたっぷり描かれていて、飛行機好きにはたまらないシーンではないだろうか。小規模ではあるが、「バトル・オブ・ブリテン」の前哨戦といった趣もある。本作はCGを極力使わずに実写にこだわっているという。最後の動力を失って滑空しながらの着陸…あたりはややCGっぽかったが、それ以外の部分は迫力あったね。

本作は、登場人物たちの「個人目線」を徹底しているのも特徴だろう。画面だけ見ていると、とても30万人以上もの兵士が撤退できたようには思えないが、要するにみんな自分のことだけで必死であって、全体を見る余裕などなかったということなのだ。その「個人目線」のせいだろうか、同じ出来事が違う人物の目、違う角度から何度も描かれるという手法がとられている。最初はややわかりにくいかな…という気もしていたのだが、そこにはバラバラに動いていた登場人物たちが最後に同じところに集まってくるという「ドラマ」がきっちり仕込まれていた。

ダンケルクは連合国にとっては「負け戦」だったが、兵員を救出・温存できたことは後日の反攻につながった。結果論かもしれないが「一歩後退する」という勇気ある決断ができたイギリスの懐の深さが最後の勝利を引き寄せたことになる。果たして日本だったら…という問いは誰でもしたくなるだろう。だが、戦争はいうに及ばず、今日の企業経営などを見ていても、うまくやれそうな気がほとんどしない。下手なのを自覚した上で歴史に学ぶことの重要性を感じさせられる映画でもある。

(季節は5~6月だったようだ。冬の海だったらもっと犠牲者が出ていただろう)
Dan

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