松田聖子
■「松田聖子」 監修:ファンティックラブ (TOKYO FM出版)
以前、同じシリーズの「中島みゆき」を紹介したことがあったけど、本書はその「松田聖子」版。改訂版で、2007年6月頃の新譜まで網羅してあるところがうれしい。
内容はこんな感じ。
「1980年4月「裸足の季節」でのデビュー以来、数多くのヒット曲を発表してきたトップシンガー、松田聖子。ひとりの女性としてもファンを魅了し続ける彼女の「音楽アーティスト」としての魅力を詳解するディスク・ガイド。」(「MARC」データベースより)
まさにディスコグラフィーの豪華版という内容で、2007年現在、すでにデビュー27周年を迎える彼女の足跡をたどれるようになっている。
本館(「ガールズ・ドット・ミュージック」)でもちょっとだけ書いてるけど、何を隠そう、私を今みたいなポップミュージックマニアの世界に導いたのはまぎれもなく松田聖子だったりする。そういう意味では、一番熱心に聴いていた初期の頃(やはり最初の3~4年かな)は、一枚一枚がどれも思い出深い作品ばかりだ。その後も、1992年くらいまでは、断続的にではあるけどアルバムも買ってたしね。
中島みゆき、松任谷由実、竹内まりや…など、息の長い女性アーチストは何人かいるけど、いわゆる「アイドル」のカテゴリーから出た人で、ここまで長期間に渡って活躍する人は、おそらく今後も出ることはないのではないだろうか。
このディスコグラフィーをめくってると、ふと全作品(アルバムだけでも)一気買いして聴いてみたくなる。予算はいったいいくらあればいいんだろうか…。
ところで、彼女の膨大な作品(楽曲)のリストを見ているとあることに気づく。それは、初期の特に松本隆氏が手がけていた頃の作品は、タイトルがとにかく印象的で覚えやすいこと。それに対して、聖子自身がプロデュースや作詞を行うようになってからの作品は、いまいちタイトルがキャッチーじゃないのよね。やはり、松本隆氏の言葉の選び方は素晴らしい。まさに名コピーライターでもあったことを、今さらのように実感させられるのだった。
| 固定リンク


コメント
私も松田聖子は忘れられない歌手の一人ですね。70年代に聴いていたティンパン系などのニューミュージックからポップスへの橋渡しをしてくれた人かも。特にアルバム『風立ちぬ』の「一千一秒物語」は大瀧詠一の作品の中でも「夢で逢えたら」、「さらばシベリア鉄道」と並ぶ傑作だったと思います。
80年代以降はまた洋楽に浮気してたんで疎遠になってしまいましたが、一度武道館にライブ見に行ったこともありましたよ。
投稿: mike | 2007年8月19日 (日) 10時10分
そうですよね~。「風立ちぬ」はまさに名盤中の名盤だと思います。
ただ、あの作品のレコーディングの時期に彼女はノドを痛めてたんだよね(ハードスケジュールのため)。そのため、それまでの透明感のある声じゃなく、ちょっとハスキーなボーカルになってるのがなんとも残念。
それはそれで味があるという人もいるんだけど、個人的にはやはり本来の声質で聴いてみたかったです。
投稿: Chika | 2007年8月19日 (日) 11時16分