Happyダーツ
■映画「Happyダーツ」 渋谷アミューズCQN
この作品も熊木杏里さんのCDをタワーレコードで買ったら前売券をくれたので見てきました。熊木さんの「モウイチド」がエンディングテーマになってるんですね。
ストーリーはこんな感じ。
「派遣社員として働く30代の美奈子(辺見えみり)は、ある晩親友の麻衣(佐藤仁美)に連れられて初めてダーツバーに足を踏み入れる。店員をしながらダーツのプロを目指す美形の慶介(加藤和樹)に一目ぼれした美奈子は、彼の気を引くために毎晩のように店に通い詰める。やがて当初の目的よりもダーツの魅力にハマっていき…。」(シネマトゥデイ)
タイトルに「ハッピー」とあるように基本的に悪いことは起こらない映画。気楽に見られる。見終わってふと思い出したのが、TVでたまにやってる「恋のから騒ぎドラマスペシャル」。あのノリが近いんじゃないかなと思った。個人的には「恋から」のドラマはけっこう好きで、家にいる時には必ず見てるくらいだ。ただ、劇場で見せる映画となると、ちょっと中途半端だったかも…というのが正直な感想だろうか。
ところで、本作はダーツをまったく知らなかった主人公がふとしたきっかけでハマっていく…という「習い事映画」の基本を押さえた作品となっている。日本では近年、このタイプの映画が多数作られてるのだけど、そのムーブメントの発端になったのは、何といっても「Shall we ダンス?」だろう。これはもう本当によく出来た映画なので、なかなかそれを超えることは難しいんだけど、個人的にはこうした「習い事映画」のポイントは以下の2点だと思っている。
一つは、いい加減な気持ちで習い事を始めた主人公が「本気になるきっかけ」。ライバルにコテンパンにやられるとか、「Shall we ダンス?」のように不純な動機をなじられて屈辱を味わう…なんてのが多いパターンだろうか。このきっかけにインパクトがあるほど、見る側は物語に入れ込めるのである。
二つ目は、「主人公を導くコーチの存在」。このコーチはもともと優れた才能を持ちながらも、何かのトラウマでダメ人間になっているようなキャラが適役だ。そのダメコーチが主人公を指導し、成長を見守ることで自らもトラウマを克服し再生していく…というサブストーリーが充実すると、物語全体としての厚みがぐんと増すのである。
「Happyダーツ」についていうと、この2点がやや弱かったような気がする。
ところで、脇ながらけっこう重要な役で出演してたのが新田恵利さん。おニャン子世代としては単純にうれしかったな。若いお客さんは「誰この人?」と思ったかもね。(^v^)

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