探偵は今夜も憂鬱
■「探偵は今夜も憂鬱」 樋口有介 (創元推理文庫)
おなじみの「柚木草平シリーズ」。読み出すとけっこう止まらないので、比較的長い移動がある時などに一気に読むパターンが多いですね。今回は年末に京都に行った新幹線の車中が主な読書の場となりました。
内容はこんな感じ。
「美女に振りまわされつつ、事件調査も生活の糧にしているフリーライターの柚木草平。エステ・クラブの美人オーナーからは義妹に関する調査、芸能プロダクションの社長からは失踪した女優の捜索、雑貨店の美人オーナーからは死んだはずの夫から送られてきた手紙の調査の依頼が舞い込むが…。柚木を憂鬱に、そしてやる気にさせる美女からの三つの依頼。」(「BOOK」データベースより)
シリーズ3作目にあたる本書。これ以前の2作はいずれも長編だったので、初の中編集ということになる。印象からいえば、どのエピソードも長すぎず、かといって短すぎず…で、個人的にはテンポよく楽しんで読めたと思う。またまた良い感じですよ。
ところで、主人公の柚木草平氏なんだけど、設定では38歳ということになっている。しかし、このシリーズを読み進むほどに、「ちょっと若すぎないか…」という気になってくるのだけど、どうだろう。彼の物事を見る目とか考え方、行動パターンなど、なんとなく40代前半…くらいの方がしっくりくるような気がしてしまう。
それとも、ひょっとしたら本シリーズが書かれた1990年代前半と比べると、日本人全体の若年化が進んでるということなのだろうか。たしかに15年以上経てば、そういった変化くらいはありそうだ。現在の自分を振り返っても、まったく大人っぽい行動とってないもんなぁ…。うーむ。(^v^;;
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