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2010年1月22日 (金)

BANDAGE

■映画「BANDAGE バンデイジ」新宿バルト9

脚本に岩井俊二、監督が小林武史。最初に友人から聞いた時、「バンデイジ」というタイトルで、一瞬「ボクシング?」と思ったのですが、小林監督ですからもちろん音楽映画なわけです。

ストーリーはこんな感じ。
「バンドブームが吹き荒れた1990年代。ボーカルのナツ(赤西仁)とユキヤ(高良健吾)たちは、バンド・LANDS(ランズ)で活動していた。そのライブ終了後、アサコ(北乃きい)とミハル(杏)は、楽屋に忍び込むことに成功。ひょんなことから、アサコはLANDSのマネージャーになる…。」(シネマトゥデイ)

題材がバンドや音楽業界で、主人公がバンドマンとそのファン(後にマネージャー)。そして監督は現役の有名音楽プロデューサー。もちろん劇中にもふんだんに音楽が流れる。そういう意味では十分に音楽映画だったし、さらに言うなら「よくできた音楽映画」だと思った。音楽、特にロックとかポップミュージックが好きな人が見たら、絶対おもしろいんじゃないか。見終わっての第一印象はそれだった。私も音楽好きのはしくれだから、とてもおもしろかった。
岩井俊二の脚本がうまいのかもしれないけど、ナツとアサコの関係を描いた縦糸と、バンドとその周辺の人間模様を描いた横糸の絡ませ方が絶妙。
まず、ナツとアサコの話。恋愛といっていいのかどうか、よく分からないような微妙な関係。一定の距離を保ちながらも、どう考えても2人は特別な感情で結ばれている。見ていてハラハラするようなその間合い…。でも結局、ナツは最後までアサコに手を出さなかったように見える。豊富すぎるくらいの恋愛経験を持ってそうな小林監督だからこそ、ここはありえないくらいファンタジーでいくべし、と思ったのかな。いずれにしても、けっこう目が離せなかった。
そして、もう一方のバンドのエピソード。新進バンドが一瞬売れかけるけど、内紛が起こってあっという間に崩壊する。たぶん90年代にはよくあった光景なのだろう(もちろん今も)。…と考えると、やはり最後のシーンでは、LANDSはすでに解散していた、と考えるのが自然なんだろうな。移籍の交渉から帰ってきたユキヤが、「LANDSは絶対に終わらない!」的なことを宣言する場面があったけど、要するにあれは、「解散してもLANDSの魂は持ち続ける…」というような意味あいだったのだろう。今はそんな風に考えている。青くさいけどこういう話も基本好きなので。
最後に、赤西仁の演技はキムタクっぽい気がした。

(北乃きいファンだというバニラビーンズのレナさんにもオススメです)
Bd

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