ロビン・フッド
■映画「ロビン・フッド」渋東シネタワー
ぽかっと時間が空いたので急に見よう…ということで。いくつか候補をピックアップした中で選んだのは、新聞の映画評がわりと好意的だったのを覚えてたため。
ストーリーはこんな感じ。
「12世紀末、ロビン(ラッセル・クロウ)は十字軍の兵士としてフランスでの戦闘に加わっていた。ある日、イングランドの騎士ロバートの暗殺現場に居合わせた彼はその遺言を受け、ロバートの父(マックス・フォン・シドー)に遺品の剣を届けると約束する。やがてノッティンガムの地を踏んだロビンは、ロバートの身代わり役を頼まれた…。」(シネマトゥデイ)
題材のロビン・フッド。名前は非常に有名なので知ってたけど、よく考えてみると「イギリスのシャーウッドの森にいる人だよね?」というぐらいで、話の筋はほとんど知らない。弓の名手というイメージもあったけど、漠然と頭にあった「リンゴを射抜くエピソード」はドイツのウィリアム・テルで完全に混同してたりする。
…そんなわけで予備知識ゼロの状態で見た。結論からいうと、けっこうおもしろい。物語は1199年に始まるから、日本だと鎌倉時代になったばかりの頃。バリバリの中世である。戦争なんかもまだ鉄砲がないから弓矢と剣だけだし、当時の西欧、特にイングランドなんて世界的に見れば辺境もいいところだから、出てくるのは農村みたいな田舎ばっかりである。つまり画柄的にはかなり地味。でも、物語の展開はとてもテンポがよく、また戦闘シーン、アクションシーンの迫力は相当なものだといえる。
ストーリーは、簡単にいえば「伝説のヒーロー、ロビン・フッド誕生までの秘話」という感じだろうか。予備知識がないので、この作品に描かれているのが、イギリス人なら誰でも知っているであろうロビン・フッド物語に忠実なのか、オリジナルの解釈を大きく交えたものなのかはよく分からない(たぶん後者のような気はするけどね)。
後で軽く調べてみたら、ロビン・フッドというのは架空の人物で、いろいろな歴史上のエピソードが寄り集まってできたキャラクターらしい。時の暴政に反抗した「義賊」という設定だから、日本でいえば石川五右衛門みたいなもんだろうか。そういう無法者(アウトロー)に民衆が親しみを持つのは洋の東西を問わないようだ。講談本の主人公みたいな人物が主役なんだから、ロビン・フッド物語もおもしろくないわけがないのである。
そう考えてこの映画のことを今一度思い出してみると、たしかに講談的な要素や展開が満載である。展開もおもしろいし、主人公、ヒロイン、仲間たち、悪役…とそれぞれのキャラもよくできている。中世が舞台だから、画面はたしかに西洋時代劇らしい重厚さに満ちているけど、あまり難しく考えないで物語のおもしろさを楽しめばいいエンターテインメント作という感じではないだろうか。
(見る頻度はそう高くないけど、こういう西洋時代劇はいかにも映画って感じがするから、けっこう好きですよ)

| 固定リンク


コメント