ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル
■映画「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」 渋谷TOHOシネマズ
有名なシリーズだけど、その作品を劇場で見るのは今回が初めて。昔、「スパイ大作戦」のテレビ版を見ていたのは記憶にありますが。
ストーリーはこんな感じ。
「ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑をかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが…。」(シネマトゥデイ)
理屈抜きにおもしろいですよね。本当によくできてる。スピード感もあるし画面も豪華。2時間以上あるけど、まったく退屈する時間帯はない。スパイが世界中を舞台に秘密兵器を駆使して活躍…というと、まずは「007」シリーズを連想するんだけど、最近はどうも影が薄い本家にかわって、こちらの「MI」シリーズが頑張ってたんだなあ…と思った。
本作では「チーム」というものがけっこう強調されている。007のジェームズ・ボンドはあくまで個人プレーのイメージが強いけど、やはり現代はIT技術がないと話にならない。だから、どうしてもチームでの活動になっていくのかな。そのチームメンバーは、キャラクターの描き分けもしっかり出来てて、それがストーリーに奥行きと人間味を与えている。ともすればアクション主体のゲーム感覚になってしまいがちなこのタイプの作品に、そういった人間ドラマの要素も短い時間でしっかり入れてるあたりは、さすがハリウッドの脚本という感じがした。
ハリウッド的といえば音楽の使い方もそうだよね。モスクワ、ドバイ、ムンバイ…と舞台が移っていくたびに、あからさまにエキゾチックなモチーフの曲をこれでもかとかけてくる。昔はどこの国でも外国旅行なんてのは高根の花だったわけで、庶民は映画を通じて異国情緒を味わったのだろう。この作品の音楽の使い方は、そういったクラシックな映画の気分が出てて悪くなかった。
もちろん、かつての「スパイ大作戦」のテーマ曲やオープニングの「導火線」など、オリジナルへのオマージュをきっちり残してるところも好印象。今は爆破に導火線なんか使わない(電線か無線に決まってる)はずなのにあえてやってるわけでね。
出演者はトム・クルーズをはじめみんな上手いんだけど、注目は殺し屋を演じたフランス人女優兼モデルのレア・セイドゥかな。ルックスはすごくかわいいのに、殺し屋らしい冷酷さを感じさせる演技もばっちり出来てて素敵。
(高所恐怖症の人には心臓に悪いシーン)

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