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2017年10月

2017年10月30日 (月)

ブレードランナー 2049

■映画「ブレードランナー 2049」 日本橋 TOHOシネマズ

けっこう前から予告編を見ていて楽しみにしていた作品。たまたま時間がとれたというのもあるけど、公開初日に劇場に足を運ぶことになった。平日(金曜)夕方ながらお客さん多めだったね。

ストーリーはこんな感じ。
「2049年、荒廃と貧困が蔓延するカリフォルニア。人間と見分けのつかない『レプリカント』が労働力として製造され、人間社会と危うい共存関係を保っていた。LA市警のブレードランナー“K”(R・ゴズリング)は、ある事件を捜査するうち、レプリカント開発を独占するぐウォレス社の巨大な陰謀を知り、その闇を暴く鍵となる男にたどり着く…。」(公式サイトより)

SF映画の名作「ブレードランナー」。その35年ぶりの続編となる作品である。前作も公開時に劇場で見ているものの、オタク的にハマっていたわけではないから、その後はテレビ放映時にもう1回見たくらいだろうか。あまり細かくは覚えてはいない状態。そんなわけで、前作と本作をつなぐ3本の公式動画(「2022」「2036」「2048」)を見るなど、多少の予習をして臨んだのだった。

結論からいえばかなり好きな仕上がり。2時間43分という長尺が苦にならずに最後まで惹きつけられた。もともと「ブレードランナー」という作品自体、ストーリーそのもののおもしろさで勝負するというよりも、一場面一場面の雰囲気やSF的パースペクティヴの魅力…といったものに重きを置く映画だったように思っているのだが、本作もそのノリは引き継いでいるのではないだろうか。どのシーンも印象的で、SF映画らしい名場面、そして素晴らしい映像の連続である。殺伐とした風景の中に「荒廃の美」とでもいうべきものがあふれている。大いに酔わされた。

物語をざっくり表すならば、前作の主人公だったデッカードとレイチェルの「その後」を、30年後のブレードランナー「K」が解き明かしていくというもの。本作では「K」自身がレプリカントであることは映画が始まるとすぐにわかる。そして、わりと早い段階で「K」とデッカードの関係性も暗示されるものの、「はは~、さては…」とストーリーの先を予想できたつもりになっていると見事にどんでん返しをくらう。その結果、「記憶すらも自分のものでないレプリカントである自分とは何なのか」という、まさに「ブレードランナー世界」ならではの問いの重さに満たされる結末が訪れる…。

現実にレプリカントというものが存在せず、他人に記憶を移植された経験もないわれわれにとって、この問いは自分の身に置き換えて考えることがほぼできないものだ。また、何か実際の社会問題を直接的に反映させた比喩といったものでもなさそうである。しかし、本作を見ていると、「もしそういう立場に置かれたら…」と考えて、われわれはさまざまな思いをめぐらせ、感情にひたる体験をしてしまう。SFの「S」は一般的にはサイエンスであるが、本作では同時にそれが「スペキュレイティブ」でもあるということを改めて実感させられる作品だと思った。

ここからは、見終わって感じたことをいくつかメモ。

タイトルの「2049」は当然、西暦2049年のことなのだが、実際にその年になっても本作で描かれているような世界が現実となることはほぼなさそうである。そもそも前作が2019年を舞台にしており、最初のレプリカントが製造されたのが2017年(!)なのだから、無理に決まっているのだ。あと100年か200年後でもどうか…というくらいだが、ここは割り切って「どこか別の世界の2049年」と考えるのが妥当というものだろう。

そして、ブレードランナーといえば…の「雨に打たれるスラム化した未来都市」描写。前作公開当時は非常に新鮮だったのだが、その後あまりにも影響力が大きかったため、いつしか未来都市の風景の定番と化してしまった。本作でも本家ならではの映像が楽しめるが、できれば「あれから30年たってさらにこうなりました」という新たなビジョンを見せてくれたら最高だったかもしれない。

「スターウォーズ」に続いて往年の名作に同じ役で出演のハリソン・フォードが話題だが、個人的には少し前に見た「スクランブル」にヒロイン役で出ていたアナ・デ・アルマスにも注目していた。役はレプリカントではなく、主人公がガールフレンドがわりにしているバーチャル・キャラクター。良かったね~。欲しくなった人も多かったのではないだろうか。ただ、あれくらいの技術があるならキャラのルックスもスキンで自由に変えられて当然だろう。デフォルトのままで使っていた「K」はあまりオタク気質がなかったということなのか? それともレプリカントだから「女性の好み」という概念がそもそもなかったのか? たぶん後者という設定なのかな…。

というわけで、すべてが完璧というわけではないけど、場面毎にあれこれと語りたい要素が盛り込まれている本作。リピート鑑賞してもそのたびに新しい発見がありそうな気がする。

(ウォレス社のシーンはまさに神殿。神の領域という意味なのか…)
Br2049

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2017年10月25日 (水)

春奈るな @六本木 EX THEATER

■本館に追加したライブレポート

10/22 春奈るな 六本木 EX THEATER(ワンマン)

「LIVE 2017 "LUNARIUM"」。6月にリリースされた3rdフルアルバム『LUNARIUM』を受けてのレコ発ワンマン。当日は台風接近中、都内も本降りの雨…ということで行き帰りには若干苦労したけど、コンサート自体は普通に開催されて一安心。この日のハイライトは11月リリース予定の新曲「KIRAMEKI☆ライフライン」の初披露だったかな。後半は新曲の衣装だったし、今までにない曲調で新鮮だったね!

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年10月23日 (月)

つりビット @錦糸町タワーレコード

■本館に追加したライブレポート

10/21 つりビット 錦糸町 タワーレコード(インストア)

隣のTOHOシネマズまで映画を見に行ったらちょうどやってたので。9月に汐留で見たのと同じ「1010」の予約イベント。たまたま行った先でアイドルのイベントがあると(それもまあまあ好きな方のアイドルだとよけいに)拾い物をしたようなお得感あるよね。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年10月22日 (日)

バリー・シール/アメリカをはめた男

■映画「バリー・シール/アメリカをはめた男」 錦糸町 TOHOシネマズ

劇場でよく予告編を見た作品。公開初日に行ったのだけど、ものすごく期待していたからというわけではなく、単に日程の関係でその日がいちばん都合がよかったので…。

ストーリーはこんな感じ。
「民間航空会社のパイロットでトップクラスの操縦技術を持つバリー・シール(トム・クルーズ)は、CIAにスカウトされる。偵察機のパイロットとなった彼は極秘作戦の過程で麻薬組織と接触、麻薬の運び屋としても才能を発揮する。政府の命令に従う一方で、違法な密輸ビジネスで荒稼ぎするバリーだったが…。」(シネマトゥデイ)

これも「実話もの」映画。近年の洋画は本当に実話ものの企画が多いのだけど、古今東西のすべてが材料になるということで、おもしろいネタはまだまだ尽きないようだ。

本作も、題材になったバリー・シールという人物自体に関する予備知識はまったくなかったのだが、息をもつかせぬスピーディーな展開で最後まで一気に見せられてしまう。予告編などで強調されていたアクションコメディ的なノリはもちろんあるのだが、同時にけっこう骨太な社会派映画としての筋もしっかり通していて、なかなかあなどれない。おもしろさと奥の深さを兼ね備えた佳作ではないだろうか。

映画の冒頭、大手航空会社の旅客機パイロットである主人公、バリー・シールが飛行中にいきなり自動操縦装置を切り、機体を急降下させるエピソードが出てくる。客室では酸素マスクは降りてくるわ、乗客は悲鳴をあげるわで一騒動だ。しかし、バリーは飛行機をすぐにもとの状態に戻すと、「乱気流でした、もう安心です」とシレッと機内放送をする。
つまり普通の人ならやらないようなこと、ルール上してはいけないこともちょっとしたイタズラ心で抵抗なくできてしまう人物…それがバリーなのだ。罪悪感もなく、一種のサイコパスといってもいいかもしれない。この最初のエピソードが後々のとんでもない物語すべての伏線になっていく。非常に印象的な導入部分である。

そんな大胆な性格だから、CIAにパイロットとしての腕を見込まれて仕事を依頼されると、危険な任務もバリバリこなす。対空砲で撃墜されそうになっても全然平気。普通なら「もうやりたくない!」となるところだが…。どこか頭のネジがはずれているのだろう。なおかつ、任務先の南米で麻薬カルテルと知り合いになると、そっちの密輸の仕事もホイホイ手伝ってしまう。やがて、自宅には収納しきれないほどの札束があふれ…。

もちろん、CIAもバリーの「内職」は知っているが目をつぶっている。CIAの仕事をしながら副業でも荒稼ぎ。そこだけ見ると、邦題サブタイトルにあるように「アメリカをはめた男」かもしれないが、CIAはそんな甘いものではない。使い勝手がいい間はいい顔をしているが、密輸がバレてバリーが危機に陥ると手のひら返しで「自己責任でしょ」となる。つまり、「アメリカをはめた男」はその瞬間に「アメリカに使い捨てられた男」になってしまうのだ。ここに至って、組織の、あるいは国家というものの非情さが見る者の心になんともいえないやりきれなさを残す。

本作を見終わってまず印象に残るのは、やはりバリー・シールという人物の破天荒さだろう。途方もない金を稼いではいたが、どうも金や権力が目的ではなかったようだ。つまるところは、冒頭の旅客機を急降下させたエピソードと同じく、イタズラ心がどこまでも暴走していっただけ…ということなのだろうが、命を落としかけるようなピンチに何度陥ってもまったく懲りないバリーの得体の知れなさは、映画的にはたしかにおもしろい。そして、トム・クルーズがこの役にものすごくハマっているのではないだろうか。

もう一つはCIAという組織のモンスターぶりだろう。同時期のCIAを題材にした実話もの映画としては『アルゴ』があるが、同じ秘密工作でも、あちらが「良いCIA」なら本作は「悪いCIA」という感じで、改めて国家による謀略って何なんだろうと考えさせられる。国のために必要だということでやっているのだろうが、本当に必要なのか?…という素朴な疑問がわいてくるのだ。アメリカのためという名目ではあるが、実際には組織の論理で世界中に戦争や危機の火種をまき散らしているだけのような…。

北米・中南米あたりの近現代史や政治の予備知識は多少あった方がわかりやすいと思うけど、作中でもけっこう説明してくれるので、難しさはまったくない。エンターテインメントとしてもとてもよく出来ているし、これが「実話」ということでさらに味わい深い映画となっている。演出のテンポ、音楽の使い方などもかなり好きだね~。期待以上の一作となった。

(いろんな飛行機が登場。飛行機好きにもこたえられないのでは?)
Bari

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2017年10月14日 (土)

平賀さち枝 @新宿タワーレコード(10/13)

■本館に追加したライブレポート

10/13 平賀さち枝 新宿 タワーレコード(インストア)

9/20リリースの2ndアルバム「まっしろな気持ちで会いに行くだけ」のプロモーションイベント。金曜の夜、お客さん大勢集まってたね。平賀さんのステージを見たのは2月のツーマン以来。その時は長かった髪がけっこう短いボブになっていて新鮮(アルバムのジャケットでもまだ長いから切ったのは最近かな)。12月のワンマンももちろん行くよ~。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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本館にCDレビュー追加(10/14)

■追加したCDレビュー

北出菜奈 「VIOLET BLAZE」
レナ(バニラビーンズ) 「トーキョー・クロール」
おみそはんとりちゃこはん(バニラビーンズ) 「ニーハオ! 再見! YODAREDORI!!」
@17 「セブンティーンパフェ」
LOOΠΔ 「Choerry」

今回は主に8月頃に聴いた新作の感想を。最初は北出菜奈さんのアルバム、彼女の作品のレビューを書いたのはなんと11年ぶり(前回は2006年)。久々にライブを見て良かったので、5月リリースの最新作を聴いてみたのだけど、この作品は北出菜奈さんにとってもソロ名義では8年ぶりの新作なのだった。そして、バニラビーンズもそれぞれのソロ2曲。@17(アット・セブンティーン)は初レビュー。いろいろ盛りだくさんな感じで。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年10月 8日 (日)

バニラビーンズ @渋谷 duo MUSIC EXCHAGE

■本館に追加したライブレポート

10/7 バニラビーンズ 渋谷 duo MUSIC EXCHAGE(ワンマン)

デビュー10周年を迎えたバニラビーンズのメモリアルワンマンライブ。10年間の歩みを振り返る正攻法なセットリストだったね。おなじみの曲づくしなんだけど、久々のバンドセットでもあったし楽しかったわ~。終演後は「アフターパーティ」にも参加。11年目の全国ツアーも発表されたし、まだまだバニラビーンズの歴史は続いていく!

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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2017年10月 1日 (日)

本館にCDレビュー追加(10/1)

■追加したCDレビュー

春奈るな 「LUNARIUM」
寺嶋由芙 「わたしを旅行につれてって」
Natsu Summer 「Hello, future day」
脇田もなり 「I am ONLY」
LOOΠΔ 「JinSoul」

今回は6~7月頃に買った音源の感想を。初登場は脇田もなりさん。ライプの感想はすでに3回ほどあげてるけど(ワンマン1回、イベント2回)、アルバムはこれがお初。そして、最近は「CDレビュー」と言いつつ、本当に「CD盤」を買っていることは稀なのだけど(ITSとかが多い)、このアルバムはちゃんとCDを買った久々の作品ともなっている。
※CDレビューではなく、今後は「MUSICレビュー」とかにすべきかもね…とちょっと思ったり。

○より詳しい感想は「ガールズ・ドット・ミュージック」でご覧いただけます。

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